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2021/07/16

  • 教員リレーエッセイ

【7月】おしごと

コロナ禍前に行ったライブにて
コロナ禍前に行ったライブにて

1学期の期末テストも終わり、ようやく夏休み。この3ヶ月余りですっかり学校に馴染んだ1年生を見ていて、まだぎこちなかった4月の、クラスでの自己紹介の様子を思い出しました。
そのなかで、好きなアイドルや漫画・アニメを紹介した生徒たちの多くが「わたしの推しは〜です!」と、目をキラキラさせて話していたのが印象的でした。「推し」という言葉は、ここ数年で一気に世の中に浸透し、頻繁に使われるようになったものだと感じます。最近では、お仕事にかけて「推し事」という言葉も使われているそうです。
実は私は、中学2年生でK-POPに出会って以来ずっと、あるK-POPアイドルを推しています。私にとって「推し」は、元気をくれる存在でもありますが、最近感じたのは「様々なきっかけをくれる存在」だなということです。
推しの言葉や歌詞を理解したくて、高校の第二外国語では韓国語を熱心に勉強したこと。人種差別などの国際問題や外交・国際関係について興味を持って調べるようになったこと。K-POPが好きという共通項から仲良くなった友人もいて、これら全ては、推しがくれたきっかけのおかげだと感じます。
推しを持つ人なら「自分にとって推しとは?」と考えたことがあるかもしれません。そして、きっとその答えは十人十色であることでしょう。だからこそ、個性あふれるみなさんの答えがとっても気になりますし、いろんな人に聞いてみたいなとも思います。
あなたの推しは誰ですか?
そして、あなたにとって推しとはどんな存在ですか?

 数学科 山口