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2021/12/13
- 中学校生活レポート
音楽会
バイオリンの演奏では、学年が上がるにつれて難易度の高い曲に挑戦しており、日々の積み重ねによる上達が感じられました。多くの生徒が中学校に入って初めてバイオリンを始めますが、3年間続けると曲も長くなり、重音も弾けるようになります。
合唱では、それぞれのクラスで選んだ曲を歌いました。限られた時間の中で曲を仕上げることは大変だったと思います。クラスで1つの音楽をつくりあげていく喜びを感じられたのではないでしょうか。
コーラスクラブと弦楽合奏クラブはWhite Christmasを演奏しました。荘厳で温かな歌声と弦楽器の音は、これから訪れるクリスマスの雰囲気をたっぷりと感じさせてくれました。
以下に3年生による終わりの言葉を掲載いたします。
また1つ、大きな行事が終わろうとしています。このような状況下でも、無事に長く伝統を受け継ぎ、私たちの個性溢れる音楽を奏でられたことに安堵感と達成感を感じています。
2021年は、模索と苦心の上で新しい普通がうまれた1年であったと思います。延期の末の東京オリンピックでは、兄妹で同日金メダル、日本人選手最年少での金メダル獲得など、沢山の勇気と希望を与えてくれました。また、例年と異なった形で開催された、名誉あるショパンコンクールでは、約50年ぶりに日本人が2位に輝き、計2名の日本人が入賞されました。制限があるとはいえ、変わりゆく時代に合った形で様々な感動と新たな歴史がつくられてきています。私達は、苦境に朽ちることなく行動をおこすことができます。私は、それを音楽を通して、強く感じさせられました。例年は、障害なくなく皆と歌うことができ、楽器を弾くことができました。しかし、それらを容易にできない今、音楽を各々で鑑賞し、見つめるという形で音楽を身近に感じてきました。様々な関わり方を見出し、通常では生み出すことのできない、新たな学びと気づきを会得できたと思います。それと共に、音楽の力と可能性を感じました。困難の中でも、耐えられる確かな存在感と強さは芸術の底力であり、習得する意義でもあると思います。いつでも、どこでも、音楽は通用し永久不変です。そんな音楽を、この様なご時世であっても、本日演奏できたのは何よりも先生方、保護者の方々のご協力があってこそです。これからも、感謝の思いを大切にし、日々邁進してまいりたいと思います。
今年は、制限を逆手にとり、新しい視点からの学びを得ることのできた1年でした。来年は平穏な日常が戻り、この伝統ある音楽会が通常通り開催されることを切に願います。
2021年12月11日 音楽会行事委員長
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校長挨拶 -
バイオリン演奏の様子 -
合唱の様子 -
コーラスクラブ・弦楽合奏クラブ合同演奏 -
生徒挨拶 -
ホール入り口のクリスマスツリー