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2021/11/24

  • 教員リレーエッセイ

【11月】生まれる瞬間

緊張の鋳込み
緊張の鋳込み

十月祭が終わり、美術の授業ではどの学年も新たな作品作りに取り組んでいます。3年生では今年度鋳金に挑戦しています。11月からはちょうど金属を流し込む“鋳込み”の真っ最中です。石膏で型を作り、焼成して水分を飛ばし、型を合わせてようやく鋳込みとなります。絵画と違い最後の最後まで作品に触れられない鋳金の工程は、想像力が必要不可欠です。何も入っていなかった鋳型の中の空間に、金属が満たされ、金属のレリーフが姿を現したとき、生徒たちはとっても新鮮な反応をしてくれます。作品が生まれる瞬間は、いつ見ても驚きと楽しさに溢れています。 

 
 
美術科 工藤