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2021/09/24

  • 校長より

学年別登校、学年別行事「それぞれの始まり、皆の集まり」(9月24日)

2学期の始まりは、学年別に登校とオンライン授業の並走で9月の学校生活を送ってきました。
 
登校対面授業だからこその授業、オンラインZoomだからこその意見交換と、それぞれの特長を活かした学びを交差して展開しています。コロナ禍2年目のオンライン授業を着実に活用できていると感じます。
さて、ここ2週間に、その学年ならではの行事がそれぞれ行われました。
 
第一弾は、9月10日、3年生の「目白で学ぶ一日」。オンラインで大学の先生方の講義を受けました。篠原学長先生(住居学科)が基調挨拶で「新しくなった目白キャンパスで、広い教養と高い専門性を学ぶ大学生活」「目白を起点にした学びの連携と脱キャンパスの実践として学生との試み(北イタリアの野外ミュージアムからのオーダー、社会教育連携センターでの学部学科を超えたプロジェクト参加等)」をお話しくださり、「新しい明日を共に創る」本学の教育指針を示して下さいました。その後2つの講義を選択受講した3年生にとって、未来の自分を開拓する附属ならではの刺激的な時間となりました。

第二弾は、9月18日、1年生の「ようこそ先輩」。ロールモデルとなる大学生からお話を伺い、中学校生活のこれからに柱を立て意欲を育てます。初めて企画運営していく学年行事がオンライン開催とあって、各家庭から参加する生徒と大学生の意見交換が心配でした。けれども入念な準備で委員の堂々たる司会進行ぶりも頼もしく、実り深い時間となりました。中学生の様々な心配や不安の意見に、経験を基にした見事な大学生の励まし、納得する生徒たち。終了後大学生も又「コロナ閉塞状況下、目を輝かせ質問する礼儀正しい中学生と交流でき、大学生同士の意見交換も刺激的で、本当に有意義な時間だった」と熱く語ってくれました。

第三弾はおこがましくも、9月21日、2年生の「自治の話」です。「自治の学校」である本校では、自治について改めて2年生に校長が講話し、自治の話し合いを重ねます。久々に大ホールに集まって話せる喜びは格別でした。中2はその学年がどう成長していくかの分水嶺の時、先走らず今を大切に、きれいな言葉や美しい目標に逃げ込まず今をそのままの形で語り始めようと呼びかけました。「自ら治むる」自治には必ず他者があることを予想し、共同生活の中で独自の生活を保っていく方法を実践してこそという信念をもって本学園を創立した成瀬先生。個人と社会を調和させていく自治の力、2年生話し合いのこれからが楽しみです。

こうして各学年の今を拓く行事で始まった2学期は、いよいよ10月9日10日、十月祭を迎えます。クラブの研究発表の場である十月祭なのに、8月からクラブ活動も3学年登校も再開できていない現状です。残念ながら今年も、ご来校いただく一般公開は断念しました。どんな十月祭ができるのか、心配は尽きませんが、この不自由の中、発想をしなやかに工夫を凝らして策を練り、夢を形にしていく力を発揮できるのが本校生徒たち。さあ皆さん、3学年の知恵と力を集めて、「Sky Lantern」温かな希望の灯を点しましょう。
  • 十月祭パンフレット
    十月祭パンフレット
  • 1年 ようこそ先輩
    1年 ようこそ先輩
  • 2年 自治の話
    2年 自治の話