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2021/05/11

  • 校長より

運動会の歌「青春再び我らに我らに帰るなし」(5月11日号)

連休も明け学校生活も本格化してきました。依然厳しいコロナ禍で、大人も大変ですが、若い生徒たちがのびのびと実力を磨いたり、不安な心を発散する機会が少なくなったりの日々が心配です。不安定な心をしっかり見守り、健やかにのびのびと育てたいと思います。
今日は、今週14日(金)に本番を迎える運動会の学年練習日でした。
そもそも、日本女子大学の「体育」は歴史的にも注目の教科。成瀬仁蔵はアメリカ留学体験から日本女性の課題の一つに「体育」を挙げました。1901年の日本女子大学校創立の当初から体育は必須科目であり体育教育の一環として運動会も実施しました。丁度今、目白の成瀬記念館で「日本女子大学の授業—体育展」も行われています。
中学校では例年6月梅雨空に挑むように運動会を行っています。しかし今年は、コロナ感染対策でいつもの運動会はあきらめざるをえませんでした。マスクを着用したまま、学年の混合も叶わず「出来ることを安全に工夫して・・」を模索。いつもより早い「学年別ミニ運動会」の形になりました。クラス対抗全員リレーも、ダンスもありませんが、今日の練習を見守っていて、やはり運動会はいいなあと心が躍りました。
1・2時間目最初は2年生。初めて見る「大玉運び」の面白かったこと!ほんのちょっとした力加減で大玉が自在に操られ、チームワークの差でどんどん差が開きます。コツをつかんだので金曜日の本番は順位が入れ替わっていくのではと思います。
3・4時間目の3年生。さすが上級生、指示や説明等運動会行事委員が毅然と進行。伝統の第一応援歌をクラス毎に歌って踊っての撮影を入れても、きちんと時間内に全ての競技が行えました。リレーのバトン渡しもお見事、懸命に走る姿はそれだけで感動的です。
5・6時間目の1年生、とにかくグラウンドに広がって並ぶだけで嬉しくて、心ウキウキ自然と踊り始めてしまいます。元気いっぱい、クラス全員の大玉転がしを2回やりました。2度目は自分達でいろいろとクラスに掛け声をかけて、楽しかったですね。
森に囲まれた広いグラウンドで、学年全員で今できる競技を精いっぱい楽しく練習でき本当に良かった。クラスの絆も今日一日でぐんと強くなりました。本番もきっと晴れます!頑張りましょう。

校長 椎野秀子

  • 全クラスカラーの服とパンフレット
    全クラスカラーの服とパンフレット
  • 森に囲まれたグラウンドで
    森に囲まれたグラウンドで