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2021/04/19

  • 校長より

創立記念日によせて(4月19日号)

陽光のまぶしさに心弾む季節、光を浴びて若葉は輝き、西生田の森が息づいています。
入学式から10日経った1年生も、感染予防にしっかり努めながら4階の教室で元気に学校生活を送っています。私も1年生の国語の授業がやっと今週で6クラス巡りますが、若葉のように目を輝かせた1年生とのやり取りは本当に楽しいものです。
4月20日は日本女子大学の創立記念日です。日本女子大学の創立は1901年、今からちょうど120年前です。1901年4月20日、冷たい雨の降る開校式、日本で初めての女子大学校と、現在の附属中高の前身である附属高等女学校が共に誕生した日。成瀬仁蔵の、日本の社会を拓く、日本の女性の生き方を拓いていこうという革新的で強い信念に賛同した女性が集い、日本女子大学の歩みが始まり「120年後の今」に続いています。120年の伝統は、そのままそっと守る姿勢では、すぐに枯れ細ってしまいます。脈々日々年々に、生きた血が脈打ってこそ、命は繋がります。そして生徒達は新しい人、新しい命そのものです。伝統ある学校の一員として、新しい世界へ新しい挑戦をどんどんして、生徒一人ひとりが命輝やかせる学校であり続けたいと強く思います。
本日の創立記念式では、本学理学部教授で理学部長の奥村幸子先生が「惑星のつくり方と天文学」の題で「宇宙を調べることは私達自身の進化の歴史を調べること。今日を皆さんの将来を考える日にして下さい」とお話くださいました。
中学校生徒達は、式に白ネクタイで臨み、クラス写真を撮り、記念植樹、お祝いのお饅頭をいただきます。その後私達教員は、「生徒指導の会」を開きます。毎週の会議とは別に、本校生徒にどんな人に育ってほしいのか、学校はそのために何を導き支えていけばいいのか等々をじっくり話し合う会です。このいずれもが、創立記念日にふさわしい過ごし方だと私は思っています。
生徒の皆さん、志高く新しい世界を拓いていく挑戦をしていきましょう。

校長 椎野秀子

 
  • 弦楽クラブによる奏楽
    弦楽クラブによる奏楽
  • クラス写真撮影(撮影時のみマスクを外しています)
    クラス写真撮影(撮影時のみマスクを外しています)