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2026/04/10
- 校長より
「心の色」(2026/04/10)
4/8に始業式、4/9に入学式を行い、3学年揃っての学校生活が始まりました。
春休み中、クラブや新年度準備のために活動している生徒たちの声が響く以外はひっそりと静まりかえっていた校舎も、ようやくいつもの賑やかさが戻ってきました。
西生田の森は柔らかな芽吹きの季節を迎えています。色とりどりの花と、枝を揺らす爽やかな風。まさに「山笑う」という、春の季語にぴったりの様子を見せてくれています。さらには、校舎も教室も明るく「笑って」いるようです。
学校のリーダーとして、行事や委員会などの企画・運営に奔走する3年生と違って、クラス替えがあったばかりの2年生と入学したての1年生は、まずは友達作りのことで頭が一杯でしょう。良い友人関係を築くためには、自分から相手を知ろうとすることと、心を開いて自分を知ってもらう努力が必要です。たくさん話を聞いて、自分からもたくさん話して、言葉を尽くす中で互いの深い理解に繋げましょう。
それでも「全てを理解し合わなければ」と焦ったり、頑張りすぎたりしなくても良いのです。「わたし」と「あなた」は違う人間なのですから、わからないことがあって当然です。自分のことであっても、ぼんやりしていてわからないことが多いのに、他者の全てをわかるはずはないのです。そして逆もまた然り、自分のすべてを理解してもらうこともできません。
大切なのは、互いに「知った気になって、決めつけない」ということなのでしょう。
どんな人の心の中にも喜びや哀しみの種があって、自分だけで大切に守り、育てているように感じます。苦しみを抱え続けることは辛いし孤独ですが、そこを耐え抜く中で人は心豊かに成長します。
迷いも悩みも、自分だけの大切なもの。いつの日にか、自身の「心の色」として咲かせることができるように、今はそっと包み込んで温めていけると良いと思います。
呑気と見える人々も、心の底を叩いてみると、どこか悲しい音がする。
(「吾輩は猫である」 夏目漱石 明治39年)
校長 野中 友規子
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2年生はドキドキのクラス替えです -

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