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2026/10/08

  • 高校生活レポート

特別講座【知の泉】「意外と知らない手話通訳士の世界」(7/4)

  • 手話で「拍手」を表現します
  • 身体全体で伝えることの魅力を実感することが出来ました

手話通訳士の保科隼希さんを講師に迎え、その仕事や役割について学ぶ講座を開催しました。保科さんは、亜細亜大学で手話を学び、2023年に厚生労働大臣認定手話通訳士資格を取得しました。現在はスポーツや講演会、イベント、アート、企業、学術など、幅広い場面で活躍しています。
保科さんの手話通訳としての仕事内容をお聞きし、単に言葉を置き換えるのではなく、相手の心や思いを受け取り、それを伝えることで人と人の関係をつなぐことを大切にしていることが分かりました。手話通訳の役割はテレビに映る挿入映像の人だけではなく、また、障害がある人をサポートするという考えでもなく、彼らの文化や生き方に魅力を感じて楽しく共に生きている姿が印象的でした。
グループワークとして、声を使わずに会話をしたり、ボールを使わずにキャッチボールをしたりする体験もしました。生徒たちは講座を受講して、耳が聞こえない、目が見えないといった「障害」とはどのようなことか、そして本当の意味での「伝える」ということについてを考えるきっかけを得ることができました。

生徒の感想(抜粋)

  • 今までは聞こえない方の「補助」という役割としてしか見ていなかった手話が、話される日本語を超えた豊かな表現を持っていて、人と人とを繋げる言語であることに気づき、素敵だと思った。
  • これから先AIが発展していく中で、手話通訳士も取って代わられてしまうのではないかと思い質問をさせていただいたが、微妙な表現や表情など人にしかわからず、AIには代われない役割があるのだということを知ることができた。手話通訳士という仕事自体、この講座を受けるまで知らなかった。高校生になり進路について考える機会が増える中で、研究職が必要だ、という新聞記事を読んだり、理系の人材が必要とされていると聞いたり、自分もそのような道を進まなければならないのかと思っていた。しかし、今回のお話を聞き、まだまだ私が社会を知らないだけでたくさんの必要とされる仕事があることを知った。この講座が、これから先自分の進路を考える上での大きな糧となった。
  • 私は手話に興味があり、手話で人と人をつなぐ手話通訳士の仕事にも興味があったので今日のお話はとても楽しく聞くことができました。音のない世界で生きる人の苦しさを私たちは理解できないけれど手話というものを通して音が聞こえなくても聞こえる人と同じように会話をすることができるのはすごいなと思うし、人が話している内容を手話で通訳する保科先生の仕事は本当にかっこいいと思いました。口の動きだけで読み取ることや目に見えないものをみんなでパスするなどの体験から、ろう者の方から見えている世界を自分が知る努力ができたことが嬉しかったです。私は今手話を勉強中で、手話を覚えるのは本当に大変だと感じていたがこの講座から、手話通訳士に救われている人がどれほど多くいるかわかったので、諦めずに手話の勉強を続けていきたいです。保科先生のお話がとても面白く楽しく受講できました。ありがとうございました!