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2025/12/05
- 高校生活レポート
特別講座【知の泉】「ホームレスってどんな人?-僕が見た現場のリアル」(2025/11/15)
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CoE代表 濱野怜さん -

ホームレスに関する統計データ -

活動のきっかけとなった言葉
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メモを取ります -

実際の活動の様子 -

濱野さんの活動を通してホームレスの現状を学びました
川崎を拠点にホームレス支援をしているCoE代表の濱野怜さんを講師にお招きして講義をしていただきました。週に一度、リヤカーに炊飯器を積み、温かいおむすびと味噌汁を手渡ししながら、ホームレスの方々と友達としての関係を築き、彼らの心と生活に寄り添った支援を継続されています。講座の中で、日本のホームレスの現状や、彼らがなぜホームレスになったのか、数十人の脱ホームレス化をどのようにして成し遂げたのか、貧困ビジネスのお話など、現代社会について深く考えさせられる内容でした。
生徒の感想(抜粋)
- 日本には統計上は2,591人のホームレスの方がいるが、その統計が実態を表していないこと、なぜ実態を表していないか、など具体的なことを教えて頂けたことが、とても参考になった。また、女性より男性の割合が高いこと、女性には精神疾患を抱えている方が多いなど、統計からだけではわからないことを知り、ホームレス問題だけでなく、日本社会全般への理解が深まったように思う。また、貧困ビジネスという困窮者を利用するビジネスは、行政が徹底的に監視して取り締まるべきだと感じた。
- ホームレスの人たちは理由があってホームレスにならざるを得なかったということを改めて知った。憲法25条で「健康で文化的な最低限度の生活」を国が国民に保障しなければならないことが明記されているが、行政のホームレス支援の在り方を伺って、不十分だと感じた。国がやるべきことを民間のボランティアが担っているというのは、これは非常に重大な問題であり、早急な対応が必要だと思った。