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2025/08/20

  • 高校生活レポート

特別講座【知の泉】「ヨーロッパの芸術と文化を味わう」(2025/7/12)

  • 講義の様子①
  • 講義の様子②
  • 講義の様子③

歌手中島桃子先生、大学で音楽学者として活躍中の丸山瑶子先生、本校卒業生で現在ウィーン在住のピアニスト山口友由実先生をお招きして、『ヨーロッパの芸術と文化を味わう』を実施しました。丸山先生からスライドを用いた作曲家にまつわるお話を伺ったあと、実際に演奏を鑑賞し、音楽が時代の空気を映し出していることや現代社会における音楽の力などを考える機会となりました。40人を上回る参加者があり、講座を通して新たな発見や感動と共に深く芸術を楽しみました。

生徒の感想(抜粋)

  • 音楽と関わる職業は音楽家だけでなく、音楽学という形もあることに驚きました。
  • 作曲家の多くの人が留学をし、いろいろな国で音楽を学んでいたことから、私も自分の周りだけでなく、少し遠い場所に足を運んで学ぶことで、新しい考え方や物事をより深く知ることができるのではないかと思った。
  • とても面白い講座だった。西洋の音楽と社会の深い関わりを、時代ごとの作曲家とその境遇を紹介して説明していただいた。そして説明と交互に曲も演奏していただけたため、知識と体験の両方を得られる非常に得難い体験だったと思う。
  • 序盤で「十八世紀は激動の時代です」と言われ、歴史の授業の年号と有名な作曲家がつながり、彼らも歴史に翻弄された一個の人間だったのだと気付かされた。また楽器の発展と作られる音楽の関わりも想像以上に密接で、驚いた。
  • 今回の演奏の中で私は「シューベルト:即興曲 変ト長調 D.899-3」が一番印象に残っています。メロディーの裏で流れるようにずっとひかれている伴奏が聴いていてとても心地よかったです。(家に帰ってから家族と一緒にもう一度聞きました。)
  • ただ演奏を聴くだけでなく、その曲や作曲家の背景を学べたのが興味深かった。本場の演奏を生で、しかも間近で聴くことができたのは貴重な経験となった。
  • 芸術は敷居が高く、日常と乖離しているイメージを持っていましたが、特別なものではなく生活と強く結びついたものなのだと感じました。好きな作品の背景や魅力を知ることで、より深く芸術を楽しめ、また新たな発見や感動が生まれるのだと感じました。私たちの心に彩りを持たせてくれる音楽がやっぱり好きだと再認識しました。