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2025/08/04

  • 高校生活レポート

特別講座【知の泉】「薬学を学ぶ」(2025/6/21)

  • 講義の様子①
  • 講義の様子②
  • 講義の様子③

6月21日(土)、順天堂大学薬学部の名黒功先生をお招きしました。薬とその効果、身体の現象など普段ブラックボックスになっている部分を、そのスケールや対応する物質など分子生物学の分野から私達の学びと結び付けて分かりやすくご講義くださいました。また、個々の要素について学ぶことの有用性や、個々の要素の繋がりを学ぶことの大切さなど、薬学の分野を超えた学びの面白さ、また創薬の最先端のお話についてもお話いただき、大変貴重な学びの機会となりました。

生徒の感想:1年生(抜粋)

  • 今回の講座は遺伝子など一年生の時に生物で習った内容を元に話が展開されており、自分が知っている内容と結びつけることで楽しく理解することができました。薬学から哲学の話にも発展し、要素だけではなくその要素がつながるところまで注目することの大切さを知りました。薬学の奥深さに気づけました。
  • 今までは、薬学部を出たら薬剤師になる道のみを考えていたが、薬剤師以外に化粧品会社や製薬会社、大学教員、官庁など様々な道があるのだと知り、より薬学部への興味が湧きました。……やはり専門の方からお話を聞くからこそ得られる知識がたくさんあったし、より薬や生物について興味が湧いた。特に印象に残ったのは、薬の分子がタンパク質の形にぴったりはまり、結合することで薬が効果をあらわすということだ。今までは薬が体内に入ることで分解されると何となく思っていたが、今回お話を伺ったことで、より深く細かいところまで知ることができた。
  • 今回の講座を通して、薬学とはどのようなことを行うのか、イメージが具体化されたように思います。小さな世界から考えることで広がる薬学の世界があることがわかりました。特に、分子の小さい世界から組み立てていくように考えることが、薬がどうして効くのかという話とともにどんどんと結びついていくようでとても興味深かったです。薬とは具体的にどのようなもので、なぜ体の部位ごとに効くものが違うのか、なぜ慎重に飲まなければいけないのか、化学的な視点から見ることができて、今まで何となく気になっていたことに納得がいくような楽しさも感じられました。少し難しくて、理解ができなかったこともあったのですが、もっと学んでいくことでより深く理解したいと思いました。今回の講座を通して深めることのできた薬学への興味を今後の私に活かしていきたいです。
  • 今まで薬学にはあまり興味を持っていませんでしたが、薬が私たちの細胞の中にあるタンパク質とはまり、薬にとっては太陽ほどの大きさのある人間の調子をよくしていることがすごいと思いました。また、今まで学んできた生物や化学の知識がこのように使われていることを知り、もっと勉強を頑張ろうと思うことができました。