トピックス
2024/12/20
- 校長より
今年もお世話になりました ~2024年も「自治と自由の花咲かす*」学校で沢山の話し合いが行われました~
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クリスマスツリー -
生田の森の冬景色 -
全校共通テーマホームルーム(2・3年生)
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未来課題検討プログラム(1年生) -
図書部講演会 大石静先生 -
一本杉のイルミネーション
校舎内のモールには、自治会文化部の生徒達によってクリスマスツリーが飾りつけられ、美しいイルミネーションが心を弾ませてくれます。今年も残すところ僅かになってまいりました。
本校では月曜日第6校時に「ホームルーム」の時間を設け、クラスや学年等での討議を行っています。クラス委員が中心となって皆の意見を聞きながらテーマ(例えば「女子校の私達が男女差別に対して出来ること」「都市の人口集中と地方の過疎化」「少子高齢化」等)を定め、司会グループは輪番制とし、当番になった生徒達が予め調べてきた資料を提示して問題を投げかけ、皆で自由に話し合います。
定期試験終了後の12月中旬には、生徒の自治会総務企画「全校共通テーマホームルーム」——— 2・3年生はクラスで「自治活動から得られるもの」を議題として話し合いを行いました(1年生は1月に入ってからを予定しています)。
一方、1年生については、ソニーグループ株式会社に依頼し本校教諭と綿密な打ち合わせのもと、12月と1月の「ホームルーム」の時間を利用して、アントレプレナーシップ教育の観点からの「未来課題検討プログラム」を実施しています。自ら未来の課題を掘り起こし、それを解決する力を育み、より良き社会を築き上げていくためにも、個人で考えたことを皆で話し合い、発展させていく姿勢は欠かせません。
自治と自由の学校であることを誇りに思っている本校の生徒達は、意見を述べ合い、異なる見解に真摯に耳を傾けながら、自らの考えを広め深める民主的な話し合いを数多く経験していきます。故に問題が生じた時や新たな試みを行う際、生徒達は自ずと徹底的に討議を重ねていく姿勢が身についています。「ホームルーム」は、生徒達が創立者成瀬仁蔵の遺した三綱領「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」を実践できる人に育っていくための大切な授業の一つです。「ホームルーム」での話し合いはうまくいくこともあれば、思い通りに運ばないこともありますが、其々にとって大切な学びの機会となり、「自治と自由の花咲かす*」校風を支えています。
昨日(12月19日)は、脚本家で卒業生の大石静先生が「テレビドラマの作り手として」という演題でお話しくださいました。先日最終回を迎えたNHK大河ドラマ『光る君へ』の脚本への思いも語ってくださり、生徒達は興味深く耳を傾けていました。
そしていよいよ冬休み———忙しくも楽しい日々です。
皆様、今年も本校の教育活動にご理解とご協力を賜りありがとうございます。
どうぞお健やかに新年をお迎えになられますようお祈り申し上げます。
*『日本女子大学附属高等学校学生歌』の一節