トピックス

 

今年度最初の土曜等特別講座【知の泉】が6月1日に開催されました。新たに開設した「大学での学びを経験する講座」として、東京大学教養学部宇野ゼミ講師の宇野健司先生による「問題解決のための思考法——東大アクティブラーニング型授業を体験しよう」—— 宇野先生のお話とグループワークを繰り返す中で、参加生徒全員が積極的に意見を述べ、互いに刺激を受けていたようです。終了後も生徒達から活発な質問が続き、宇野先生は時間を大幅に超過してお付き合いくださいました。

 

6月5日には全校生徒を対象とした芸術鑑賞会として、USAゴスペルスペシャルコンサートが開かれました。西生田成瀬講堂大ホールのステージは、さながら教会のようになり、12名のゴスペルシンガーによる力強く厚みのある歌声が響きわたりました。Oh happy dayやAmazing grace、Amen等、おなじみの曲が次々に披露され、生徒達はリズムに合わせて手を叩き、体を動かし、一緒に声を出して参加して、大ホールは高揚感に包まれました。

 

日本女子大学「授業見学・各学科進学相談会」は6月6日に実施され、目白キャンパスに3年生の生徒達が赴きました。生徒達は大学の授業に参加し、また各学科の先生方に様々な質問をして直接お話を伺いながら、自ら進む道や専門の分野を主体的に決めていこうとしています。

 

そして6月8日、目白キャンパスの桜楓2号館にて、日本女子大学附属高等学校の同窓会である「若葉会」の令和6年度総会・懇親会が開催されました。この春本校を卒業した76回生の各クラス代表幹事もご招待いただき、わずか2か月ほどしか経っていないのに、すっかり大学生らしくなった様子は眩しい限りでした。懇親会では目白校8回生の女優・詩人の村松英子先生のご講演「美しく生きるには——文化について——」を伺いました。村松先生の博学多才で愛情深いお話と凛としたお姿に参加者一同感銘を受けました。創立者成瀬仁蔵の三綱領「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」を日々の生活で実践し、母校を愛し、様々な形で社会を支えていらっしゃる同窓会「若葉会」の皆様からご支援をいただいていることは、本校にとりまして大きな支えです。

 

来週からは今年度最初の定期試験（前期中間試験）が始まります。教員を囲んで質問する生徒達、友達と教え合う生徒達、黙々と問題に取り組む生徒達、勉強へのスタイルは様々ですが、「試験」という一つのきっかけを通して学びを深めてほしいと願います。

校長　薄　由美