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2024/04/18
- 校長より
テレビ東京 執行役員 報道局長 小松澤恭子先生来校! ~「ライフデザイン・キャリアデザインを考える」特別授業実施~
「皆さん、何をしている時が楽しいですか?楽しいことを見つけましょう。ライフデザインに繋がります。楽しさは人生を助けてくれます。」——— 4月16日に行われた特別授業にて、講師の小松澤恭子先生が心を込めて後輩となる生徒達にメッセージを届けてくださいました。
教科の授業とは別の「プラスαの学び」と位置づけている「ライフデザイン・キャリアデザインを考える」特別授業、今年度第1回の講師はテレビ東京 執行役員 報道局長の小松澤恭子先生です。
本校の卒業生である小松澤先生は高校時代、自治会総務として、時に大きなリーダーとなって皆を束ね、また時にフォロワーシップを発揮して仲間を支えていました。ご自身の考えを主張し、相手の意見に耳を傾け、しなやかに合意形成へと導いていく姿に、当時新米教員だった私はいつも感心していました。
日本女子大学文学部史学科をご卒業後、テレビ東京で報道局の記者となり、警視庁や検察、裁判等の事件取材、財務省や経産省等の担当を経て、米国コロンビア大学東アジア研究所に留学、ドキュメンタリー番組や映画も制作し、テレビ東京アメリカの社長としてニューヨークに滞在 ——— まさに八面六臂のご活躍です。この4月からはテレビ東京 執行役員 報道局長という重責を担い、女性管理職がまだ少ない日本において、気負うことなく大らかに自然体で道を切り拓いていらっしゃいます。
「高校時代はもがく日々、自分探しの3年間」との振り返りに、当時の小松澤先生と同様に漠然とした不安を抱える生徒達は、気持ちが少し軽くなったようでした。「高校時代の運動会、もみじ祭、音楽会ではチームで成し遂げる喜びを味わい、自分で考えて創造する力がついた」とのお言葉は、今まさに学校での活動に熱心に取り組んでいる生徒達の背中を押してくださっているようでした。「高校時代に幅広く学んだお陰で仕事上『ああ、知っていてよかった』と感じる場面が何度もあった」と具体的な例も交えたお話により、三年間文系理系のコースに分けない本校において苦手な科目にも取り組む生徒達にとっては、粘り強く頑張っていこうと思いを新たにできたようでした。
「自分はどうしたいのか」と常に考え、様々な場面で臆せず自ら扉を開けていった小松澤先生は、創立者成瀬仁蔵の三綱領(「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」)を高校時代から現在に至るまで実践なさってきたのだと思います。生徒達にとって、ライフデザイン・キャリアデザインを考えていく上で、沢山のヒントを与えていただいた特別授業となりました。「高校生活を楽しんでください。自分の進む道が見えてきます。」——— 小松澤先生からの温かくも力強いお言葉は生徒達の心に染み入ったことでしょう。