トピックス

2024/02/06

  • 校長より

立春を迎えて ~成瀬先生告別講演記念瞑想会やスポーツデーを開催~

  • 生田の森の冬景色
  • 成瀬先生告別講演記念瞑想会 奏楽
  • 成瀬先生告別講演記念瞑想会 大沼先生ご講演
  • 卒業生による学科説明会
  • 卒業生による学科説明会 個別相談
  • スポーツデー

節分が過ぎ立春を迎えましたが、寒さが身に染みる毎日です。生田の森は雪が降り積もり水墨画のように静寂な雰囲気を醸し出していますが、生徒達は来るべき春に向かって活発に動いています。最近の本校の様子を少しご紹介いたします。

【成瀬先生告別講演記念瞑想会】
1919年1月29日、創立者成瀬仁蔵は自身の癒え難い病を自覚し、学生や関係者を集めて告別講演を行いました。今年も本校では「成瀬先生告別講演記念瞑想会」を執り行い、日本女子大学人間社会学部現代社会学科教授で学務部長の大沼義彦先生にご講演をいただきました。「学ぶ女性・スポーツする女性:日本女子大学校の挑戦」と題して、創立者成瀬仁蔵がアメリカ留学で学び取った体育観を他に先駆けて本校の教育に取り入れ、「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」への実践となるよう試みた様子をお話しいただきました。結びに「現在こうである‘be’を未来になりたい姿‘become’へと諦めずに繋げていこう」と、生徒達にエールを送ってくださいました。

【卒業生による学科説明会】
本校卒業生による日本女子大学の各学科説明会が開催されました。生徒達は自らの進路を選び取るため、年齢の近い先輩からの説明に耳を傾け、個別の相談にも積極的に臨んでいました。

【スポーツデー】
2月2日、本校の3つの体育館は生徒達の歓声に包まれました。3学年24クラスによる対抗戦、生徒達はクラスメイトの元気な声援を受けつつ、バレーボール、バドミントン、ドッジボールの試合に臨みました。計画から運営に至るまで各クラスの体育部部長が中心となり自治の力が存分に発揮され、皆でスポーツを楽しむ一日となりました。

【自治活動の数々】
1月から2月にかけては、自治活動のまとめの季節でもあります。
新年度へ向けて自治会の「規約改正」が行われました。全校生徒から出された提案を1・2年生の準備委員会メンバーが丁寧に議論して原案を作成し、全校委員会で審議、その後全校投票で決定していきます。
1月27日には、希望者参加の「中高合同討論会」が開催されました。普段は別々に活動している附属中学校の生徒と一緒に、グループでの「小討論」(テーマは「大人になること」「Z世代」「人間関係」「ルール」等)から、参加者全員での「大討論」(テーマは「理想の学びについて」)に至るまで、和やかで楽しい雰囲気の中、様々な厚みのある意見が出され、刺激を受けて自らも発言できた生徒が多かったことは頼もしい限りです。
その他、自治会研修部主催のフリースタディ(本校の生徒や教員による学びの場)で「護身術」、「考え上手でいい気分~認知行動療法入門~」、「文学とサブカルチャー」、「はじめての手話」等の講座が開かれ、音楽系クラブの定期演奏会(吹奏楽・弦楽・コーラスクラブ)やウィンターコンサート(軽音楽・play-lotクラブ)等も行われています。自治会経済部は能登半島地震で被災した高校生へ向けて少しでも力になれるように全校生徒に呼びかけ募金を送りました。自治会図書部は「さらに知りたい!先生の○○な本」という企画で図書室の特集展示を予定しています。自治会総務主催のイベント(「女子高生の語り場」、「森林清掃&焼き芋パーティー」等)への参加を募るポスターも校内の各所に掲示され、これからの活動が楽しみです。

生徒達の熱量に押されるかのように生田の森の梅の蕾がほころんでいます。花々が咲き誇る季節ももうすぐです。

校長 薄 由美
  • 中高合同討論会 グループ討議
  • 中高合同討論会 全体会
  • 校内のポスター