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2022年度から始めた【ライフデザイン・キャリアデザインを考える】特別授業も4回目を迎え、1月15日、杉山文野先生にご登壇いただきました。

杉山先生は日本女子大学附属豊明幼稚園、附属豊明小学校、附属中学校、附属高等学校で学ばれた後、早稲田大学教育学部、更には同大学大学院に進学され、ジェンダー・セクシュアリティを中心に研究なさいました。ご卒業後ご自身の体験を織り交ぜた『ダブルハッピネス』（講談社）を出版、更にはバックパッカー生活で世界約50か国＋南極を巡り、様々な社会問題にも向き合ってこられました。現在は「違いを知り、違いを楽しむ場をつくる」をテーマに、LGBTQの啓発を中心としたイベントの運営、飲食店の経営、講演会やメディア出演など、その活動は多岐にわたっていらっしゃいます。日本フェンシング協会理事、日本オリンピック委員会理事なども兼任され、大変お忙しい中、「後輩のためならば」と駆けつけてくださいました。

今回の授業では、LGBTQをはじめとするセクシュアル・マイノリティに関する知識のみならず、セクシュアリティと向き合い苦難をどのように乗り越えてきたか、ご自身の体験も含めてわかりやすくお話しくださり、「今いる場所を生きやすくしていく」ための行動についてもご教示いただきました。「辛い！苦しい！は成長の栄養素。矛盾するようであるが、辛くて苦しすぎるなら逃げることもよい。但し自分からは逃げられない。自分としっかりうまくつきあっていこう！」「未来は想像もつかなかった。しかし未来は今の積み重ね！」 —— 高校時代は体育部全体部長、運動会実行委員長として抜群の指導力を発揮していた杉山先生が伝えてくださった数々の心温かいメッセージを胸に、生徒達が、安心して試行錯誤を重ね、より良い社会の実現を信じて仲間と手を携えて歩んでいくことを願っています。