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2024/01/09

  • 校長より

新年のご挨拶 そして特別授業(シチズンシップ教育)のご報告

  • 日本女子大学内部推薦入試 目白の成瀬講堂に集合
  • 日本女子大学内部推薦入試 面接試験に向かう
  • 特別授業~シチズンシップ教育~

新年のご挨拶を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新型コロナが5類感染症へ移行して賑やかな新年を迎えたことに安堵していた元旦の夕刻、能登半島地震が発生しました。被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げ、一日も早い復興を衷心よりお祈りいたします。

始業挨拶前の1月6日、日本女子大学内部推薦を希望する3年生は、目白キャンパスにて各学科による面接試験を受験してきました。真剣に将来を考えて「この学科で学びたい」と選び取った生徒達は、その熱い思いを面接官の先生にしっかりと伝えることができたようです。

本日(1月9日)は始業挨拶後、「特別授業~シチズンシップ教育~」として、東洋学園大学人間科学部教授宮園久栄先生からご講義いただきました。先生は、シチズンシップ教育が必要とされる社会的背景を述べられ、被害者にも加害者にもならないために市民社会でいかに振る舞うべきか、具体的な例をあげながらご説明くださいました。本校卒業生である先生は、全ての人が幸せに安心して暮らすために、自分は何ができるか、何をすべきか、考えていく重要性を生徒達に示してくださいました。

現代社会は、自然災害、気候変動、戦争、貧困・格差拡大等の多くの難題を抱えており、解決の糸口を見出すことは容易いことではありません。生徒達には、自治と自由の校風のもと、日々の学校生活を通して、創立者成瀬仁蔵の遺した三綱領 —— 信念徹底、自発創生、共同奉仕 —— を実践して、先行き不透明な時代でも諦めずに怯まずに、未来を創造していく力を発揮してほしいと願っています。
2024年も、生徒が自ら考え自ら学び自ら行動し、未来を切り拓いていく人に成長できるよう、教職員一同努めてまいります。
末筆ながら皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

校長 薄 由美