トピックス

2023/06/26

  • 校長より

同窓会「若葉会」の総会が開催されました ~水無月の風景~

  • 若葉会総会 会長ご挨拶
  • 若葉会総会 講演会
  • 通学路の紫陽花
  • 高校生活研究セミナー グループ討議
  • 高校生活研究セミナー レクリエーション
  • 高校生活研究セミナー 食事風景

「…大学部卒業生は桜楓であり、貴女方の名は若葉である」・・・創立者成瀬仁蔵は日本女子大学校附属高等女学校開校(1901年)後、同窓会「若葉会」を1907年に創設しました。「若葉会」は「会員の伸展向上を図り相互の連絡・親睦を密にし以て母校の発展及び社会福祉の増進に貢献することを目的」(会則より抜粋)として、116年にわたる活動を続けています。

去る6月10日、目白キャンパスの桜楓2号館にて「若葉会」の総会が開催されました。目白校8回生から11回生の「目白高校学生歌」を作詞なさった女優・詩人の村松英子氏もお話しくださり、また附属中学・高等学校の元校長で日本女子大学名誉教授の久保淑子先生もご参加くださいました。「お元気そうで」「お変わりなく」と笑顔でお話しが弾む大先輩の皆様の溌剌とした立ち居振る舞いに、同窓生の一人として憧憬の念を抱き、元気をいただきました。

コロナ禍で総会の中止を余儀なくされたこの3年間に新会員となった附属高等学校72回生(2020年3月卒業)・73回生(2021年3月卒業)・74回生(2022年3月卒業)の代表も参加し、大学生として活躍している様子・・・嬉しく安堵しました。今春卒業した75回生(2023年3月卒業)の各クラス代表幹事も出席、「コロナ禍3年間であったが、決して下を向いて嘆くのでなく、新しい道を切り拓いた充実した高校生活であった」とスピーチする姿は頼もしい限りでした。また、桜楓会理事長・日本女子大学名誉教授の高野晴代先生による「広岡浅子の魅力、再発見———歌集『草詠』の世界」のご講演は大変興味深く、実業家として活躍しつつ学生を物心共に支え、自らも学びに強い意欲を持ち続けた女性の存在に思いを馳せることができました。

いつも母校を温かく見守り応援してくださる同窓会「若葉会」の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

生田の森では、木々の緑が色濃くなり、通学路の紫陽花が今年は一際色鮮やかに咲き誇っています。

6月上旬、日本女子大学目白キャンパスにて「授業見学・各学科進学相談会」が開催されました。自らの進む道、専門の分野を主体的に決める時期に入った3年生の生徒達は、大学の先生方に様々な質問をして直接お話を伺う大変有意義な時間を過ごすことができました。

中旬には今年度最初の定期試験「前期中間試験」が行われ、真摯に勉強に励む日々でありました。

そして、創立者成瀬仁蔵生誕記念日(6月23日)から1泊2日で、希望者76名参加の討議セミナー「春の高校生活研究セミナー」(通称八セミ)が開催されました。討議会場並びに宿泊施設は八王子にある「大学セミナーハウス」です。このセミナーハウスは、上代タノ日本女子大学第6代学長が設立発起人の一人であったご縁で、本校では開設間もない1967年から半世紀以上にわたって利用させていただいています。生徒達はテーマに分かれて討議を行い、自分の考えを述べ相手の意見を聞き取り、切磋琢磨し着実に成長したようです。

夏至を過ぎていよいよ夏本番を迎える時節となりました。勉強やクラブ活動、友人との語らい等、刺激を受け一緒に学校生活を創り上げていく・・・今年の夏も楽しみです。

校長 薄 由美