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2023/04/19

  • 校長より

創立記念式を執り行いました ~76回生が選んだ記念樹は沈丁花です~

  • 創立記念式
  • 植樹式
  • 沈丁花の苗木
  • 全校会
  • 歓迎会 コーラス
  • 歓迎会 ダンス

東京の目白台にて日本女子大学校開校の式典が開催されてから122年目の春を迎えました。本日(4月19日)は、西生田成瀬講堂大ホールに全校生徒が集って創立記念式を執り行いました。創立者成瀬仁蔵は、多くの困難に遭遇しながらも女子教育の理想を掲げ、日本女子大学校を設立しました。女子大学で教育を受けることを待ち望んでいた沢山の女性が集った当時に思いを馳せ、式典では皆で「創立記念式の歌」を歌いました。その後、日本女子大学家政学部児童学科教授の岡本吉生先生による「先の見えない“今”を生きるために」という演題でのご講演を伺いました。VUCAの時代(VUCAとは次の4つの英単語「Volatility:変動性」「Uncertainty:不確実性」「Complexity:複雑性」「Ambiguity:曖昧性」の頭文字)と言われている現在、私達はどのような心構えで生きていけばいいのか、沢山のヒントを示していただきました。

76回生となる3年生は、来春の卒業を記念して、創立記念式の前に木植えを行いました。植樹式にあたっての準備や進行を担ってくれたのは自治会園芸部の生徒達です。爽やかな日差しの中高グラウンドで、学年主任の教員から3年生へ向けての愛情溢れる話を一心に聞いていた生徒達 ——— 彼女達が選んだ木は、香り高い花を咲かせる沈丁花です。「木植えの歌」の流れる中、若苗に水をやり、皆で76回生と沈丁花の成長を願いました。

2023年度が始まって2週間が過ぎようとしています。これまで新入生オリエンテーション、学年会や自治会九部の部会、全体ホームルームが行われ、3年生は責任感と指導力をもって新入生を導いてきました。そして本日は、今年度自治会の基本方針や九部・委員会等の運営方針が、夫々に工夫を凝らして発表された全校会が開催されました。午後には新入生歓迎会が行われ、上級生による歌や演奏、踊り、ミュージカル等が次々に披露され。皆で和やかなひと時を過ごすことができました。
さあ、3学年揃っての本格的な自治活動が始まる季節です。自治と自由の校風のもと、生徒達が様々な経験を重ね大きく成長していく姿を楽しみにしています。

校長 薄 由美