トピックス

2023/04/08

  • 校長より

2023年度 始業式・入学式を執り行いました ~今年度もよろしくお願いいたします~

  • 春の風景
  • 校庭の八重桜
  • 始業式(新任教員紹介)
  • 第78回入学式
  • 入学式 新入生の言葉
  • クラス花壇のチューリップ

生田の森では、3月上旬の河津桜が春の到来を告げ、春休み中にはソメイヨシノや大島桜の花びらが舞い、4月に入って桃色や萌黄色の八重桜も咲き揃い、心華やぐ季節となりました。いよいよ2023年度の幕開けです。

昨日(4月7日)は、第2学年・第3学年に進級した生徒達が一堂に会し、始業式を行いました。日本女子大学校の卒業生で児童文学作家として有名な石井桃子さん(1907年~2008年)の翻訳『くまのプーさん』から、ほのぼのとした会話を紹介し、日常の一つひとつの事柄を大切にして、将来の「あなた」の土台となる高校時代に、しっかり学び、しっかり悩み、しっかり楽しんでほしいことを伝えました。

そして、本日(4月8日)は第78回入学式を挙行いたしました。今年の新入生は、中学時代の3年間がコロナ禍にあり、多くの制限と影響を受けながらも逞しく頼もしく成長してきました。現代社会が直面する諸問題、コロナのパンデミックやロシアのウクライナ軍事侵攻、地球温暖化等について、自らの問題として向き合っていかねばならないことを彼女達は自覚しているようです。答えの簡単に出ない問題に対峙する時、本校が大切にしてきた「自ら考え自ら学び自ら行動する」姿勢が重要となってきます。創立者成瀬仁蔵の遺した三綱領「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」を道標に、学習活動と自治活動に主体的に取り組み、大きく成長していくことを願っています。

校舎前のクラス花壇には、自治会園芸部の生徒達が植えたチューリップが、赤・白・黄色・紫と、鮮やかに美しく咲き誇って、新年度の生活を応援しているかのようです。生徒達が「生田 生田 わがふるさと」(『日本女子大学附属高等学校学生歌』の一節)と実感できる充実した高校時代となるよう、教職員一同教育活動に精進してまいります。今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。

校長 薄 由美