トピックス

2023/01/17

  • 校長より

「リーダーになるとは、自分の人生に責任を持つこと」 内閣府男女共同参画推進連携会議有識者議員 長島美紀先生来校! ~「ライフデザイン・キャリアデザインを考える」特別授業(第2回)実施~

  • 博士論文の研究課題を見つけた高校時代
  • 幅広い活動から得られた知見
  • 後輩へ向けての熱いメッセージ

1月16日、今年度2回目となる「ライフデザイン・キャリアデザインを考える」特別授業を行いました。今回の講師は、日本女子大学附属豊明小学校、附属中学校、附属高等学校で学ばれた長島美紀氏です。長島先生は、本校をご卒業後、早稲田大学政治経済学部に進学、同大学大学院で更に研究に励み、政治学博士の学位を授与されました。現在は、公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン アドボカシーグループリーダー、認定NPO法人 Malaria No More Japan 理事、一般社団法人 SDGs 市民社会ネットワーク理事等の要職を務め、朝日新聞デジタルのコメンテーターや内閣府男女共同参画推進連携会議有識者議員として、幅広く活躍なさっています。

高等学校卒業後、久々にここ生田の森へのご訪問となった長島先生は、当時と変わらず自由で伸びやかな生徒達を前に、ご自身の人生を語り、後輩へ向けて熱いメッセージを送ってくださいました。その一部をご紹介します。

日本女子大学附属豊明小学校の時、長島先生は「壇上で突然、『女たちよ立ち上がれ』とこぶしを振り上げた白髪交じりの女性の迫力にびっくりした」とのこと。それは当時日本女子大学で教鞭を取られていた社会福祉学者の一番ケ瀬康子先生(1927年~2012年)でした。小学校から大学院に至るまで「学校で言われたことが私の人生を変えた。ただし、言われたことをどう意味づけるかは自分次第」、「考える力を身につけるには書くこと・話すこと。今はいやでも学校の経験は将来きっと役に立つ」、そしてどんな時でも「失敗は恥ずかしくない」———  長島先生のお言葉は、試行錯誤しながらも主体的に学校生活を過ごす重要性を生徒達に改めて示唆してくださるものでした。

「リーダーになるとは、自分の人生に責任を持つこと」——— 長島先生は、高校生の時に研究課題を見出し、常に鋭い問題意識を持って進まれ、現在幅広い重責を担っておられます。長島先生による「ライフデザイン・キャリアデザインを考える」特別授業は、自立へ向けて道を拓こうとする生徒達にとって、忘れ難い時間となったことでしょう。


校長 薄 由美