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2024/01/11

  • 高校生活レポート

特別講座【知の泉】「現代社会を見つめる3 南インドのキッチン ~本作りを通して見えたインドの女性と日常~」(2023/12/16)

  • 先生のお話を真剣にうかがう生徒たち
  • 講座後の懇談
  • 南インドの食卓の様々なスパイス

「現代社会を見つめる3 南インドのキッチン~本作りを通して見えたインドの女性と日常~」が、建築空間デザイナーの齋藤名穂先生をお迎えして12月16日に開講されました。先生は北欧のフィンランドの大学院でデザインを学ばれたあと、展覧会『夏のアトリエ』にて出会った絵本出版者の方とのご縁で南インドを訪ねることになり、旅人にとって最も縁遠い現地の方のキッチンに入る機会を得て、食を取り囲んでの会話、その空気感を本にまとめられました。講座では2014年のスマトラ沖大地震で親を亡くした子どもたちに食を提供するキッチンで働く人、おいしそうに食べる子どもたちの姿など、様々なキッチンの様子をスライドで見せていただき、講座後もハンドメイド絵本、スパイス、調理器具を取り囲んで、先生とお話する和やかな時間を過ごしました。本の出版を機にご自身の仕事の幅も広がったこと、トライしつづけることで、今すぐでなくても何年後かに自分の目指していた仕事や目標に到達できることもある、という先生の力強いメッセージが生徒達の心に響く講座となりました。

生徒の声(抜粋)

  • 今回は、話を聞くだけでなく、実際に見たり、触れたり、香りを楽しんだりすることができて、楽しみながら学ぶことができました。「百聞は一見にしかず」というように、より理解が深まりました。
  • 南インドのキッチンの旅の装丁が丁寧でとても美しくて、バナナの葉をモチーフとした表紙に一目惚れした。
  • 留学はもちろん、自分のために色々なことに挑戦をされた先生のチャレンジ精神に感銘を受けた。
  • 自分と違う文化に動じることなく文化の違いを楽しみ、その感情をそのまま仕事にしている姿にとても憧れた。 やりたいことに辿り着くまでに時間はかかるかもしれないが、その過程で多くの新たな出会いがあり、夢に向けた挑戦を自念自動のように自ら動いて獲得していくことが大切だと感じた。