トピックス

2022/04/09

  • 校長より

2022年度もよろしくお願いいたします ~春休みが終わり新年度を迎えました~

  • 春の風景
  • 始業式にて新任先生紹介
  • 入学式

春休みが終わりました。3月22日にまん延防止等重点措置が解除され、本校ではクラブや委員会等に所属している生徒達が熱心に活動していました。春の試合に向けて練習に励む生徒、新入生歓迎会の発表を控え、真剣なリハーサルを行う生徒、自治活動が潤滑に進むよう事前の話し合いを重ね、様々な行事の準備に勤しむ生徒 ——— 新年度へ向けての意気込みが感じられた春休みの活動でした。

「プラスα」の学びの場として本校が提供する特別講座も、春休みに開かれました。「英語で学ぶSDGs(ZOOM)講座」に参加した生徒は、SDGs17の目標の中から 【SDG14: Life Below Water (海の豊かさを守ろう)】を取り上げ、知識を深め、英語でのプレゼンテーションを実践する有意義な時間を過ごしました。大学附属ならではの高大接続プログラム「春期セミナー(ZOOM)」では、日本女子大学4学部の教員による数多くの講座の中から興味のあるものを選択して、一足早く大学の授業を体験した生徒もいました。知的好奇心と意欲が深い学びへと繋がっている様子を頼もしく思います。

そして、いよいよ2022年度の学校生活が始まりました。第2学年・第3学年の生徒達は昨日(4月8日)始業式を行い、本校第77回生となる新入生は本日(4月9日)入学式を迎えました。コロナ禍、自然災害、地球温暖化、格差・貧困等の広がり、そして深刻さを増すウクライナの戦禍 ——— 現代社会の沢山の課題に、私たちは向き合っていかなければなりません。だからこそ、生徒には高校時代しっかり学び、諦めずに挑戦し、自分自身は勿論、周りの人々も幸せにする使命感を持って生きていくことができるよう、己の軸となる大切なことを見つけてほしいと願っています。当然、道に迷い後退りすることもあるでしょうが、本校創立者成瀬仁蔵の遺した三綱領「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」が進むべき道を照らしてくれるはずです。一人ひとりの生徒が誠実に情熱を持って行動し、真に信頼できる人に成長することを期待しています。

生田の森はソメイヨシノや大島桜の花びらが舞い散り、八重桜がほころび始めました。花々が咲き誇る艶やかな光景は、春の新しい出会いを応援しているかのようです。今年度も生徒達が伸びやかに活動し「自治と自由の花咲かす」(本校学生歌より)学び舎でありたいと願い、教職員一同、実りある教育活動を展開できるよう精進してまいる所存です。今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。

校長 薄 由美