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2023/02/17

  • 高校生活レポート

特別講座「知の泉」“婚姻の平等~夫婦別姓訴訟と同性婚訴訟”(2023/1/14)

  • 裁判の様子や意見を解説してくださいました
  • さまざまな家族の形があることを伺いました
  • マジョリティは世の中を変える力を持つ当事者であると締めくくられました

授業のない日を利用して希望する生徒にプラスアルファの学びを提供している「特別講座 知の泉」。「現代社会を見つめる」シリーズ、今年の第2回は、個人の尊厳の視点から夫婦別姓訴訟と同性婚訴訟の両方の弁護団を務める寺原真希子先生をお招きしてお話を伺いました。夫婦別姓を希望する人や同性カップルが婚姻できないことで具体的にどのような不利益・弊害があるのか、原告らはどのような思いで提訴したのかなどについて、詳しくお話を伺いました。講義の後には、生徒達の質問に対して一つ一つ丁寧に答えて頂き、生徒達は一部の人々が国の法制度から排除されることの意味を深く理解したようでした。

生徒の声(抜粋)

  • 二つの問題が人権問題として扱われていることが大切な点であると感じた。多くの人が人権問題としてとらえ、マジョリティにとってもマイノリティにとっても同じ課題として解決に向かうことができればと思います。
  • 法が個人の解釈によって異なるというお話が一番印象に残りました。時代の変化に応じて、法改正をせずとも解釈変更のみで対応できるという柔軟性があることはメリットとは思いますが、個人の経験が大きく影響する解釈という曖昧な尺度で法を扱っても良いのだろうかという疑問を覚え、法律というものに対しての興味関心が深まりました
  • マジョリティ側が行動を起こす必要があるというお話がとても印象に残りました。私は問題意識を持っていても、そこから新たな行動を起こすことができませんでした。今、社会に求められるのはマジョリティの行動力の大きさだということを常に考えながら、様々な社会問題に対して自分事として考え、行動を起こしてしていきたいです。