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2023/01/12

  • 高校生活レポート

特別講座「知の泉」“常識を疑う宇宙の世界”(2022/12/10)

  • 毎年JAXAから講師をお招きしています
  • 「常識」が通用しない世界のお話を伺いました
  • 科学研究の進め方について理解を深めました

特別講座【知の泉】の宇宙講座、『常識を疑う宇宙の世界』が12月10日(土)に行われました。JAXAで国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で実施する実験に携わっていらっしゃる齋藤哲平先生をお迎えしました。JAXAの方による講演はしばらくオンラインが続いていましたが、3年ぶりに本校にお招きし、直接お話をうかがうことができました。
生徒たちは、地球上では通じても宇宙では通用しない常識をテーマにした講演に、クイズ等にも積極的に参加しながら大きな刺激を受けました。また、齋藤先生がJAXAに入職するまでの進路選択のお話も興味深くうかがい、宇宙を身近に感じるとともに、自身の進路選択についても考えを深めることができました。

生徒の声(抜粋)

  • 普段生きている中では疑うことのない常識が宇宙では通用しないことはなんとなくわかってはいたものの、実際に考えることがなかった為無重力空間だと何も力が加わらないことによる影響が思っていたよりも大きいことがわかった。"月に住む"というのが一時期話題になっていたときは実現するのかと半信半疑であったが、氷を太陽光発電によるエネルギーで電気分解して水素と酸素を得ることができるということを聞いたときにこれが現実になるかもしれないと思った。
  • JAXAの方のお話が伺える貴重な機会ということで興味が湧き、今回は私にとって初めての知の泉への参加だった。(中略)宇宙上では空気の流れと逆方向に火は燃え広がることや、燃えるから絶対に"ノート"を宇宙に持って行けないこと、コーラを持って行くために容器を改造するなど、お話一つ一つから、まさに「常識を疑う世界」だと感じた。
  • 段々と選択授業や進路について考え始めている中で、もともと興味のある事柄について学ぶことができとても良い時間となりました。(中略)これから自分が進んでいきたい方向が以前よりも明確になったと思います。また、自分の進みたいものの選択肢も増えたように思います。
  • 私たちが理科の授業で行う実験は結果が既に知られているものが当たり前です。でも、先生が「実験をして新たに分かった」「あとから理論で考えれば分かる」とおっしゃっていて、実験とは新たに行って知る、あたりまえになるもの、という本物の研究に触れた気がしました。