トピックス
2021/12/20
- 校長より
冬休みに入る前に ~今年もお世話になりました~
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校地内の冬景色 -
辻村深月先生講演会 -
図書室 辻村深月先生コーナー -
【知の泉】木村草太先生 -
校舎内クリスマスツリー -
校地内 一本杉のイルミネーション
生田の森は、紅葉が錦のように美しい秋が過ぎ、静かな冬景色に変わりました。
2期制の本校では、後期になって「もみじ祭」(文化祭)、2年生の「軽井沢セミナー in 西生田」とよみうりランドへの遠足、来年度正副自治委員長選挙等を行い、進学試験(3年生)、後期中間試験(1・2年生)も無事に終了いたしました。
試験後の12月14日には辻村深月先生をお迎えしての図書部講演会が開催されました。生徒達が企画して実現したこの講演会の前には、図書室内は勿論、校内の各所に辻村先生の小説を紹介するポスターが掲示され、先生の作品を読み返した生徒も多かったようです。豊かな人生を生きるためのヒントが散りばめられたご講演の後、生徒からの様々な質問にも当意即妙にお答えくださった辻村先生、その懐の深さに改めて感謝申し上げる次第です。
12月18には東京都立大学教授の木村草太先生がお越しくださり、土曜等特別講座【知の泉】「現代社会を考える」コースにてご講義を伺うことができました。木村先生は「憲法と女性の権利 --- 夫婦別姓問題を素材に」という演題で、憲法や法律の条文に込められた意味や歴史的重みを分かりやすく解説なさり、これからの社会を担っていく生徒達が自分事として捉え、考えていかなければならない問題を鮮やかに提示してくださいました。事前に課題図書を読みレポートを提出して講義に臨んだ生徒達が、考えを深めて小論文を仕上げていくことを期待しています。
昨年に引き続き今年も、新型コロナウイルス感染症への対策を講じながらの1年間となりました。様々な制約を受けて悔しい思いを抱えながら、しかし現実を冷静に受け止めて、可能なことに真摯に取り組もうとする日々の生徒の姿は、大変頼もしいものでありました。今年創立120周年を迎えた本学園に学ぶ生徒達が、これからも創立者成瀬仁蔵が掲げた三綱領である「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」を実践することができるよう、教員一同、来年も引き続き努めてまいりたいと考えます。
皆様、今年も本校の教育活動にご支援を賜りありがとうございました。
佳いお年をお迎えになられますようお祈り申し上げます。