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10月29日～31日、本校では第73回もみじ祭を開催いたしました。夏から秋にかけての緊急事態宣言下、凡そ2か月に及ぶ活動休止状態の困難を乗り越えて、今年度だからこそ実現可能な素晴らしいもみじ祭となりました。
生徒達は限られた時間の中、研究グループやクラスの仲間とともに集中して、企画力や創造力、行動力を発揮し、それぞれが得意な力を大いに活かして、個性を認め合った心温まるもみじ祭を創り上げました。
第73回もみじ祭のテーマはMETROPOLIS —— 校内はもみじ祭実行委員会の生徒達が中心となって装飾し、そこに3学年全クラスが創り上げた24の壁面装飾が加わって、学校は魅力溢れる「大都市」へと見事に変貌しました。
今年度のもみじ祭は、コロナ禍にあっても、生徒達が研究グループの発表（映像・展示）やクラス壁面装飾を自由に動いて見て回ることができるよう工夫されていました。同時に研究発表をLMS(manaba)に配信して閲覧できるようにしている研究グループもありました。前夜祭は学年ごとに大ホールにて開催され、もみじ祭実行委員会制作による映像や各研究グループ制作のCM、そして有志生徒の演奏やダンスが披露されました。後夜祭では、大ホールと各教室を同時配信で結び、研究グループによる舞台発表、もみじ祭実行委員会による企画等で盛り上がりました。かけがえのない「今」という瞬間を全校生徒で共有できた宝物のような時間でした。
例年のような一般公開を行うことはできませんでしたが、保護者の皆様には西生田キャンパス内の大学校舎の大教室で、研究グループ制作の映像等をご覧いただきました。
制限のある中で思い通りにならない悔しい思いを抱えながらも、生徒達は決して諦めることなく、前進してきました。難儀な状態だからこそ克服するための話し合いを重ね、連帯し、お互いの信頼関係を築いてもみじ祭を迎えた生徒達の底力は、これからの人生を支える基盤になることと確信します。

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