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八色のバトン —— 緑・青・赤・白・黄・ピンク・紫・オレンジ～運動会を開催しました～

本日（5月29日）、運動会を開催しました。本校の運動会は、1年生から3年生までの生徒が縦割りのA組（緑）からH組（オレンジ）に分かれて競い合います。今年は全校生徒が一堂に会することを避けるため、学年ごとにグラウンドに出て、三密を避ける工夫を凝らした競技を行いました。例年披露されるクラスカラーを基調とした8クラスの応援発表も、今回は事前に録画し、本日各教室にて皆で楽しく鑑賞することができました。
入学してまだ2カ月の初々しい1年生、中堅学年として来年に思いを馳せる2年生——2学年ともに高校生になって初めての運動会を通して、クラスメイトとの交流を深め、多くのことを学びました。そして、様々な制約の中で最後の運動会を迎えた3年生——感染が収束していない社会状況を十分理解し、皆が安心して臨み、運動が得意な人もそうでない人も心から楽しめる運動会にしようと、力を尽くしてくれました。
長期化するコロナ禍にあって、大人も子供も心身共に疲労が蓄積していることが気がかりです。生徒達も時に思い通りにならないことに苛立ち、時に予想外の出来事に遭遇して落ち込むことがあると思います。しかしそれでも、前に進む方法はないかと模索と探求を繰り返し、一人では解決できなくとも仲間と話し合い教員に相談し、己の強い意志で道を開いていく生徒達の姿が、ここ生田の森のキャンパスにはあります。創立者成瀬仁蔵が唱えた三綱領——信念徹底、自発創生、共同奉仕——は、常に本校の生徒達を支えています。
緑溢れる爽やかなグラウンドで、生徒達は全力で走り、懸命に綱を引き、クラスカラーのバルーンや拍手で仲間を応援し、熱い思いを込めてクラスメイトにバトンを渡していきました。勝っても負けても清々しい、皆の想い出に残る大切な一日となりました。