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2022/03/07

  • 高校生活レポート

音楽会を開催しました(2022/3/6)

  • 体育館での練習風景
  • クラス発表
  • ピアノ二重奏

3月6日(日)、高等学校で音楽会が開催されました。
音楽会は運動会やもみじ祭と並ぶ大きな行事です。例年は第一部でクラス対抗合唱コンクール、第二部はオーディション合格者による演奏(ピアノ、バイオリン、声楽など)を行いますが、今年度は感染症対策のため、第一部の合唱は難しい状況となりました。音楽会実行委員会の生徒たちは、何が出来るかを話し合い、その結果、「合唱以外の演奏や表現方法でクラス合唱曲の発表」を行うこととなりました。

楽譜に書かれた音楽的な表現をピアノ、弦楽器、ボディーパーカッション等で、また歌詞の内容を手話やジェスチャー等で創意工夫して表現し、何よりもクラスや学校全体で音楽を楽しむことを目標としました。各クラス、楽器が得意な生徒、手話が得意な生徒、身体表現が得意な生徒など、多彩な才能を持った生徒たちが知恵を絞り、楽しみながら、団結して練習に励み、当日を迎えました。

例年のクラス合唱も素晴らしいですが、今年の発表も、短い準備期間にも関わらずしっかりと仕上げ、クラスの気持ちが一つになっていることが伝わる、よい演奏でした。

オーディション合格者の演奏は、筝合奏、ピアノ独奏・二重奏、合唱、ソプラノ独唱、クラリネット独奏が行われました。例年通り、レベルの高い上質な演奏が披露されました。

  • 多くのクラスが歌詞を手話で表現しました
  • 委員会が歌詞をスクリーンに投影しました
  • ソプラノ独唱
  • 発表の順番でない学年は教室への中継を鑑賞しました
  • 筝合奏
  • クラリネット独奏

生徒の言葉(閉会の挨拶):音楽会実行委員長

いくつもの音色が大ホールに響き渡り、今、本当に音楽会を開催できたのだという安堵の気持ちでいっぱいです。
合唱以外での発表会形式の音楽会は、誰にとっても初めてで、多くの壁に当たりました。しかしどんなに変更点があっても、開催すら危ぶまれても、何としてでも形に残したい。そのような思いで、本日まで活動して参りました。

音楽会という行事の真髄は、みんなで音楽を楽しみ、お互いを讃え合うところにあるのだと思います。その音楽の持つ魅力に触れたとき、壁だと思っていた制約も、新しい歴史を開く扉だったのだと気がつきました。

たくさんの人の優しさと、力と、想いで、今日の舞台があります。私たちの願いを全力で叶えようとご尽力くださった、顧問の先生をはじめとする先生方、職員の皆様方、開催へのご理解をいただき応援してくださった保護者の方々に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

最後に、頼もしくて、どんな時も味方でいてくれた副委員長さん、そして実行委員会のみなさん、本当にありがとうございました。こんなにも心強い仲間がいて、私は幸せな委員長でした。

この音楽会が、一人一人にとってかけがえのない時間になっておりましたら幸いです。本校の音楽の伝統がこれからも絶えず豊かなものであることを願って、閉会の挨拶といたします。