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2022/01/29

  • 高校生活レポート

特別講座「知の泉」”現代社会を見つめる『憲法と女性の権利 —夫婦別姓問題を素材に』”(2021/12/18)

今年度の「現代社会を見つめる」の3回目は、冬休み目前の土曜日、「憲法と女性の権利—夫婦別姓問題を素材に」と題して、憲法学者の東京都立大学教授 木村草太先生をお迎えしました。平等権をご専門とする先生のお話は、憲法制定の歴史的な経緯も踏まえ、夫婦別姓の現状や基本的な考え方、実際の夫婦別姓裁判に関わるご友人の話など多岐に渡り、生徒はもちろん、特別に参加した中学生や保護者の方々も、それぞれ自分の問題として捉え直すことができたようです。

生徒の声(抜粋)

  • 今回の知の泉の講座は将来の自分にも生かせるような、充実した時間となりました。憲法が形作られていく過程を教えて頂きながら夫婦別姓問題について考えていけるような講座形式だったので、何倍も自分の中に落とし込みやすかったように思います。
  • 同性婚が認められるならば憲法24条を改正するべきなのではと思っていたけれど、24条には歴史的な大きな意味があることを知って何でもかんでも変えるのでは無く、深く意味を考えてから判断すべきだと思いました。
  • 今の女性の権利がどんな努力のもと取得されてきたのかを忘れずに、現状で満足するのではなく、私たちもまだまだ自らの尊厳のために声を上げ続けなくてはいけないなと思った。
  • 憲法一文が持つ意味の大きさを知ることができた。ジェンダー問題や夫婦別姓問題について意識を持っていたが、今回の講座を受けて自分の知識の浅さを実感するとともに、憲法の歴史的背景やどのような意味が込められているのかを知らなければ適切な判断ができないのだと感じた。