新年度、自分の夢に近づくための英語力強化！

2023.04.11

日本女子大学では、「世界の人々と心を通わせるための英語力」を念頭に英語教育を行っています。必修科目で「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能をバランスよく身につけ、さらに選択科目で就職活動や留学のための試験対策、ビジネスにおける英語力を磨くものなど、英語を通じて自分の関心を伸ばしていける幅広い内容を提供しています。
これら単位修得できる科目に加え、留学準備に特化した「TOEFL iBT ®テスト準備コース」も用意しています。今回は国際文化学科の田中有美先生に、コースの特徴についてお話を伺いました。また、当コースを受講し、留学や海外研修参加につなげることができた住居学科4年の吉田菜乃さん、児童学科4年の鈴木沙也佳さんにも感想をお聞きしました。

英語圏にある協定大学や認定大学への留学を目指す際、TOEFL、IELTS、またはDuolingo English Testという3つの英語試験のいずれかで、各大学が求めているスコアを獲得していることが出願条件となります。そのスコアを獲得することができずに留学を断念したり、試験の難しさに尻込みしてしまう学生が少なくありません。本当の目標は留学であり、その前の出願条件スコアのせいで留学を断念することがないよう、試験対策の勉強を通して留学生活に必要な英語力を身につけていけるよう考案したのが「TOEFL iBT ®テスト準備コース」です。

「TOEFL iBT ®テスト準備コース」の特徴は何でしょうか？

TOEFL、IELTS、Duolingo English Testでは、アカデミックな文章を読んで短いエッセイを書いたり、大学生活での会話や、講演、講義等を聞いて、その内容について自分の意見を述べたりと、複合的で相互的な英語力が測定されていると思います。そういった相互コミュニケーション力は、なかなか独習では身につきません。そこで、英語のスピーキングのセッションや、書いたエッセイに英語でフィードバックをしてもらうなどの機会を講座に設定し、英語で「やり取り」することのトレーニングの仕方を理解してもらえるようにしたことが特徴です。

さらに、英文エッセイには決まった型があるのですが、それを知らず点数が取れない学生が多いので、その型やフォーマット上の留意点を学べるように、日本では数少ないETS公認トレーナーの講義を組み込んでいることも特筆に値する特徴です。

協定大学留学選考に合格した学生の中には、この講座の受講者が増えてきていて、手応えを感じています。

鈴木沙也佳さん：これまで海外での研修や勉強経験がない私でも、諦めずに勉強を続けたおかげで留学という夢を掴むことができました。講座を通して英語学習への意欲を維持することができ、大学の交換留学の枠を勝ち取ることができました。

吉田菜乃さん：無理なく大学の授業と両立できて、ETS公認トレーナーからTOEFLの勉強方法を教えてもらえたのがよかったです。TOEFLは海外でも通用する資格なので、いつか海外で働きたい人や勉強したい方にとっても取得をしておくといいと思います！

協定大学、認定大学留学を目指している学生には是非受講して欲しいです。留学を目指していなくても、TOEFLは留学して大学の授業についていけるだけの英語力があるかどうかを判定するための試験ですので、この試験対策を通じて、インタラクティブなコミュニケーション能力を身につけたい、という学生にも是非参加してもらいたいです。受講について迷っている方は、オンラインの説明会に参加したり、国際交流課職員に相談したりすることもできますので、活用してみてください。

先日、富士山の麓の町にいたら、海外からの観光客が大勢来ていました。コロナ禍で休業していた外資系のホテルも、従業員が戻ってきて、再オープンするための準備をしていました。これから、日本に来たくても我慢していた人がきっとどっと来てくれるのではないかと思います。世界中から日本を訪れる人々と、英語を通じてつながる機会が格段に増えるのではないでしょうか。また、本学でも、この春にはニューヨークとバンクーバー、ニュージーランド、スウェーデンへの短期研修を再開しました。夏の英語研修も1つはすでに募集を終えていますが、満員御礼です。本学の学生も、これからどんどん外に飛び出していくのではないかと思います。この講座をきっかけに、外に出て行ったり、世界から日本にやってきた人と触れ合ったりするために、是非、英語をうまく使いこなしていただきたいと思います。

日本女子大学では、英語習得のための地道な努力をきめ細かくサポートするシステムと、英語を使って様々な人々と対話を積み重ねていく経験を数多く提供することで、学生の意欲的な英語学修に伴走していきます。

「TOEFL iBT ®テスト準備コース」今年度の実施概要

■実施期間
2023年5月13日(土)－9月20日(水)
■応募期間
2023年4月3日(月)－4月22日(土)正午
■募集人数
30名
■教材費
11,280円（完了した学生には、全額返金）
■申し込みURL
下のＱＲコードからアクセスください