SDGsを自分事として捉えよう

2023.03.23

SDGsを自分事として捉えよう

社会連携教育センターイベント「JAL社員と考えるSDGs」開催

本学をはじめ企業や自治体のSDGsに関する取り組みは、学生にとって大きな関心事のひとつです。
2月16日(木)、学生にSDGsをより自分事として捉えてもらうことを目的とし、社会連携教育センター主催のイベント「JAL社員と考えるSDGs」が開催されました。会場のJWU ラーニングコモンズ・かえでには、春期休暇中にも関わらず幅広い学科、学年から40名近い学生が集まりました。

さまざまな地域活性化のアイデアを発表

講師を務めていただいたのは、日本航空株式会社(以下、JAL) 産学連携部 人財開発グループの坂口花実(さかぐちはなみ)さんと田中優子(たなかゆうこ)さん。客室乗務員としても業務をされているお二人による、会場を機内に見立てた素敵な演出とともに、イベントは進んでいきます。
前半パートでは、JALグループの会社説明からはじまり、SDGsに関連するJALのESG戦略および、その具体的な事例として、JAL Agriport株式会社が取り組む成田空港周辺地域との連携による農業を通じた地域活性化についてレクチャーしていただきました。

写真左)講師を務めていただいた坂口さん
写真右)田中さんにも色々とアドバイスをいただきました

後半パートでは、JAL Agriportの取り組みを参考に、地域活性化のアイデアをグループごとに出し合います。どのグループも初対面の学生がほとんどでしたが、活発なディスカッションが行われ、最終的にまとまったアイデアを全体に発表しました。
「訪日外国人観光客向けの日本食料理教室」「空き家を利用した宿泊施設を中心とした体験型ツアー」「子ども食堂事業」など具体的なアイデアが次々と提案され、講師のお二人から「ぜひJAL Agriportにも共有して、実施を検討してみたい」とコメントをいただく場面もありました。

写真左)ホワイトボードに地域活性化のアイデアをまとめる
写真右)グループごとにアイデアを発表

学生の積極的な参加もあり、2時間のイベントはあっという間に終了し、イベント後も坂口さんと田中さんの周りには、まだまだ聞きたいことがある学生が集まっていました。

参加した学生からは「話が分かりやすく、SDGs をとても身近に感じることができた。また、ディスカッションも盛り上がり、有意義な時間を過ごせました」「実際に社員の方からお話を伺うことで、ホームページだけでは知ることができないリアルな声や取り組みに対する考えも知ることができました」「主体的に自分ごととして考えることができたため、視野が広がったと感じる」といった感想が寄せられました。

社会連携教育センターでは、今後も多くの地域や企業との連携し、学生が持続可能で豊かな社会について考え、自ら動くきっかけとなる取り組みを進めていきます。

写真左)参加者のネームプレートの裏には、搭乗券を模した素敵なデザイン
写真右)関連書籍が置かれ、休憩時間には学生たちが手に取っていました