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成瀬記念館

3月27日(土)特別開室(西生田キャンパス(大学地区)閉校式)【西生田】西生田キャンパスの歴史 展(9月29日(火)~2021年1月29日(金))

1.会期 9月29日(火)~2021年1月29日(金) *入校規制期間中は閉室
2.時 間 10時~16時30分
3.休室日 土・日・月曜日、祝休日


 2021年、人間社会学部が目白キャンパスへ移転し、キャンパスが統合されます。これを記念し、「西生田キャンパスの歴史 展」を開催します。
 人間社会学部が川崎市西生田の地に開設されたのは、1990年のことです。現代社会学科、社会福祉学科、教育学科、心理学科、文化学科で構成され、日本で初めて「人間社会」という学部の名称が掲げられました。
 それまで本学は文京区目白台の地で、家政学部、文学部、通信教育部、そして一般教育課程を設けていました。1980年代後半にはいると、一般教育課程の解体が本学で提言されるようになります。加えて、社会福祉学科の前史、理学部設置への期待、大学院拡充、18歳人口のピーク、文部省や東京都による制限、校地狭隘の問題といった要素が複雑に絡み合い、やがて新学部設置へと収斂していきました。
 底流には、創立者 成瀬仁蔵が遺言した「総合大学」の理想が存在しています。総合大学を実現する策として、1931年、第三代 渋沢栄一校長の時代に、新校地への移転が提案されました。その後、1934年9月にいくつかの候補地のなかから緑豊かな西生田の地が決定されます。西生田キャンパスの曙光です。しかし直後にはじまった太平洋戦争により、この移転計画は大きく変遷していくことになります。
 本展では、西生田校地の利用の歴史をたどりながら、人間社会学部の誕生と移転までを紹介します。併せて、西生田キャンパスの風景を描いたポストカードの原画と日女祭のポスターで、西生田キャンパスの学生生活を振り返ります。

  • 西生田キャンパス予定計画鳥観図(1938年頃)
  • 左:第一回日女祭パンフレット(1991年)
    右:第6回日女祭ポスター(1996年)
  • 附属中学校と附属高等学校の中等教育統合校舎
  • 西生田校地航空写真(1996年)