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さわって色がわかるタグ “Tactile Colour Tag” を開発



 被服学科において、全盲視覚障害者が衣服の色を識別するための触覚タグを研究開発しました。

 このタグは、佐川賢・色彩環境学研究室(2013年度)において、社会福祉法人日本点字図書館と株式会社フクイの協力を得て研究開発したものです。

 全盲視覚障害者は色彩に大きな興味をもっており、自分の着る衣服の色を知りたいという要望をもっています。

 “Tactile Colour Tag”(タクタイル カラータグ/触覚カラータグ。製品名称“いろポチ”)は、色知覚の基本構造である色相環(※1)を利用し、凸点を時計の文字盤のように配置(図1 参照)して、基本の色を表しています。凸点のうちの一つを大きくする(または穴を開ける)ことで、使用者は、タグを指先で触れた際に色情報を知ることができます。さらにこのタグからは、単なる色名だけでなく、類似した色や大きく異なる色の関係をも知ることができます。

 視覚障害者に色情報を伝え、衣服のコーディネートを楽しんで欲しいという思いから、 “Tactile Colour Tag” は開発されました。

 タグの開発には、被服学科の学生も実験等に関わっており、このタグによって視覚障害者の方に喜んで頂けることを願っています。

 

※1 色相環: 色を似た順に円環状に配置したもの



佐川 賢

2013年度まで色彩環境学研究室特任教授
現在、日本女子大学家政学部被服学科 非常勤講師
産業技術総合研究所 名誉リサーチャー
工学博士



図1 触覚タグの基本パターン。図は黄色を示すタグ。内円は薄い色を表す。  

パンフレット(株式会社 フクイ / クリックで拡大します)



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関連論文等



全盲視覚障害者の色彩心理構造―全盲視覚障害者に衣服の色を伝えるために― 
(日本女子大学 学術情報リポジトリ 家政学部紀要 第61号)