住居学専攻
「住まいのあり方」を探求し、 真の輝くプロフェッショナルを目指します
住居学専攻は、住まいのあり方について専門的な理論を基礎にして、各自の創造的な総合統一能力の開発を目指すとともに、この分野における豊かな学識と研究能力および計画・設計能力の育成を目的にしています。
さらに、住環境の多角的・国際的な理解を通して、実践的に社会貢献でき る人材の育成を目指します。


人材養成・
教育研究上の目的
本専攻は、住まいや地域・都市の住環境を対象に、安心かつ快適な生活を行うための居住者の視点を重視し、高度な研究能力、創造的な思考・表現力を育成し、今日的課題に対して多角的・専門的に計画、提案、実践できる人材を養成することを目的とします。
カリキュラム構成
住まいに関わる多方面の学問を、総合的に教育・研 究できるように、講義や演習科目が設置されており、各 専門分野の経験、造詣ともに優れた教授陣より熱心な 指導を受けることができます。また2009年度 より、設計デザイン系科目の充実を図り、一級建築士受 験資格に必要となる実務経験(1年および2年)に対応 するインターンシップ等のプログラムを用意しています。
住居学専攻専任教員(特別研究担当者)紹介
氏名 | 研究テーマ |
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石川 孝重 教授 | 【感性工学、構造安全】 日常の暮らし易さや快適な生活空間の実現に向けて、居住者の意識や要望を感性工学の立場から抽出し、人々が安心して活動や生活ができるように、建築や住居の器としての安全を追求しています。研究テーマのキーワードとして、安全意識、振動感覚、防災意識、構造規定、性能表示などがあげられます。 |
片山 伸也 准教授 | 【都市史・建築史、文化的景観保全】 ヨーロッパ(特にイタリア)および日本の都市をフィールドとして、都市史・建築史の調査研究を行なっています。文化的景観の調査や歴史的建造物の利活用の提案へと発展させながら、景観あるいは建築に表出する人々の社会的営みと時代の思想を探求しています。 |
是澤 紀子 准教授 |
【文化財保存、都市・建築史、景観論】 |
定行 まり子 教授 | 【住生活、住環境行動、地域施設計画】 少子高齢化の社会問題を背景に、子どもや高齢者に主眼をおいて、住まいや地域に関わる研究を行っています。特に、ヒヤリング、観察、アンケート調査などフィールドワークを中心に、住居・地域における空間・環境と人々の生活・行動との関係性に注目し、研究しています。 |
佐藤 克志 教授 | 【建築計画、ユニバーサルデザイン】 高齢社会における住宅や地域環境のあるべき姿の探求が主たる研究テーマ。近年はユ ニバーサルデザインの社会経済的効果、住宅改善手法の体系化、高齢者の生活と住宅性能の関係、人間工学的視点からの住宅の評価等の研究を実施しています。 |
篠原 聡子 教授 | 【建築設計】 集合住宅・住宅を中心とした設計、および設計へのフィードバックを前提としたフィールドワーク。現在、東アジアの大規模団地における私的空間と中間集団の関連についての調査、大規模団地の建て替え計画などに取り組んでいます。 |
平田 京子 教授 | 【住居性能、情報、安全防災】 住居の安全性能に焦点をあてた性能設計、性能各論、住居情報の取得やリスク・コミュニケーション、住居の安全性各論、市民に向けた住安全教育、防災・防犯、これらの国際比較をテーマとしています。 |
細井 昭憲 准教授 |
【居住環境計画、建築設備】 |
薬袋 奈美子 教授 | 【住環境整備、地域居住、住教育】 都市計画の中でも住宅の周辺環境の整備に係る研究を、特に居住者(住民)主体の視点から行っています。安全な場所で、安心して暮らせる居住地計画、緑地・農地・里山・海辺と居住者との関係を見据えた地域居住空間等について分析します。また居住者主体の要となる住教育の研究・実践にも取り組んでいます。 |
宮 晶子 准教授 |
【建築設計】 |
修了後の主な就職先
日建設計、日本郵政不動産部門施設課、清水建設、鹿島建設、東日本旅客鉄道、ジェイアール東日本都市開発、積水ハウス、東京ガス、都庁、日産自動車、都市再生機構、丹青社 など
研究テーマ(主なもの)
- 大地震発生時における首都圏住民の共助意識向上の研究 ー女性の力を活用した既存地域組織の活性化ー
- 若者と高齢者の動作特性比較による浴槽縁のまたぎ用てすりの評価
- 住民の滞留行為を支える道路及び境界領域に関する研究
- 保育施設の防災避難に関する研究 ー東日本大震災による被害状況と全国各地における防災対策の視点からー
- 住宅の構造躯体における維持・保全に関する研究
- 集合住宅における都市との境界を形成するコモン空間の研究
- 空間認識における「面」の作用に関する視覚的分析
- 洋館付き住宅からみる横浜市根岸・磯子エリアの歴史的変遷
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