専任教員(教授)
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Addison Neil Matthew(アディソン ニール マシュー) 教授
専門:19世紀英国文学と最近のイギリス文化
主な担当科目:イギリスの物語文化、 欧米の文学と文化理論、イギリスのフェミニズム
私の研究は、19世紀と20世紀のイギリスの文学と文化に焦点を当てています。私の学術研究は、主にThomas Hardyの作品を参考に、19世紀の科学・芸術文化が英国の詩に及ぼす影響を研究しております。
If you are interested in learning British culture and English, please join in my class. When speaking and communicating in English, don’t worry about mistakes. If you try your best, you can succeed! -
奥波 一秀 教授
専門:音楽文化、ドイツ文化・思想
主な担当科目:音楽と社会、西洋音楽と日本、日本の音楽文化、ドイツ語圏の文化
音楽文化を研究しています。文化一般と同様、音楽もそのときどきの社会情勢と無縁ではなく、ナチ・ドイツ時代のように、ときに生々しい政治の道具となることさえあります。このような音楽文化に関する問題を、クラシック音楽、オペラ、J-Pop、邦楽など、さまざまな対象に即して考えてみませんか。 -
木村 覚 教授
専門:美学
主な担当科目:身体メディア論、ポップカルチャーと笑い、現代文化論
西洋近代の美学とダンス研究が私の主たる研究分野ですが、古今の演劇、美術、音楽、アニメーション、(お)笑いなど幅広い興味をもって「芸術・芸能にかかわるときの人間のからだのあり方」についてずっと考えています。みなさんにとって、実際の作品に触れたときの驚く力、感動する力、楽しむ力を養うことが、とても大切だと思います。また、そうして作品と出会った経験をまっすぐ正確に、知的な深さのある言葉へと変換する力もさらに一層大切な、身につけるべき課題です。微細にものを感じるレッスンとじっくりとものを考えるレッスンを共にしていければと思います。 -
河本 真理 教授
専門:西洋美術史、現代芸術論
主な担当科目:西洋近現代美術史、現代芸術論、比較芸術
西洋近現代美術史が専門です。20世紀以降の美術の大きな潮流となった、異なる要素を組み合わせるコラージュを中心に研究しています。コラージュは元々、紙や写真などを貼り付けることから始まりましたが、美術だけではなく、実はスマホの「カット&ペースト(切り貼り)」など、私たちの生活にも浸透しています。そうした多様な美術のあり方に触れ、その意味や背景を様々な視点から学ぶことで、新しいものの見方を発見していきませんか。 -
坂井 妙子 教授
専門:イギリス文化史、ファッション
主な担当科目:イギリス社会とファッション、世紀末文化論
ヴィクトリア朝と呼ばれる19世紀の文化に興味があり、研究しています。中でも、社会の中間層であるミドルクラスの女性がどのような理想のもとで衣服を選び、流行を作っていったのかを調査しています。ゼミでは近現代のイギリス文化全般のほか、現代の日本のファッションも取り上げます。ファッションを取り巻く文化について、一緒に学んでいきましょう。 -
杉山 直子 教授
専門:アメリカ文学・文化
主な担当科目:アメリカの人種・エスニシティ・ジェンダー、アメリカ文学、アメリカ文化のテクストを読む
私の専門はアメリカ文学、特に黒人などの少数民族の文学の研究です。アメリカ合衆国は国際社会の中で最強の国家のひとつであり、政治的にも、文化的にも日本をはじめ多くの国に影響を及ぼし、また多種多様な民族、文化を抱え、たえず変化し続けてきました。担当科目の「文化史」や「演習」では必ずしも文学に限定せず、そのようなアメリカ合衆国の文化のさまざまな側面についてとりあえずは広く学んでほしいと考えています。 -
中西 裕二 教授
専門:文化人類学、民俗学、宗教学、観光研究
主な担当科目:日本民俗文化論、宗教人類学、日本観光文化論、ポップカルチャーと観光
自らの文化を知り、異文化を学ぶ。この双方をバランス良く学ぶことで、国際感覚が身につきます。
海外で言えば、ベトナムを中心とした東南アジア研究、日本文化では宗教的世界観、観光と文化などを専門としています。 -
朴 倍暎 教授
専門:韓国・東洋哲学、日韓比較思想史
主な担当科目:東洋思想史、現代韓国社会と政治
韓国・東洋哲学を専門としています。授業では、その専門領域だけでなく、語学、歴史、社会・政治、そして最近のK-カルチャーに至るまで、幅広く韓国の文化・思潮を扱っています。それに加え、日韓比較文化論を中心に置きつつ、日韓両国の文化交流史へと研究視野を広げて行く論理的訓練をも行っています。 -
三田 明弘 教授
専門:説話文学、日中比較文学
主な担当科目:中国古典文化論、現代アジア文化論
英雄たちが大地を駆けめぐった三国時代の終焉より始まる魏晋南北朝時代は、極端に不安定な政治状況に少数民族の台頭が重なり、社会・思想・文化が、大変革を迫られた時代でした。日本では、それに類似した状況が生じたのは、平安時代末期より始まる中世でした。そして、この二つの時代は、文学史的にはどちらも説話文学が盛んであった時代です。説話とは、混迷の中から新たなる文化が生まれようとする時代の文学様式なのかもしれません。転換期という点で現代に通じるこれらの時代の文学にぜひ触れてみてください。きっと何かが見つかるでしょう。
専任教員(准教授)
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伊藤 由希子 准教授
専門:倫理学、日本思想
主な担当科目:倫理学、日本思想史、日本の芸能思想、日本の宗教思想、死生学(日本)
現在や過去の(特に日本の)ひとびとが、日々どのようなことを感じ、考えてきたのかを、思想書だけでなく、物語や説話、ドラマや漫画等の材料も使いながら、思想として概念化される前の状態にまでさかのぼって考えています。
日々の生活の中でちょっと気にかかったことや、悩み、頭にきたことなどを、一緒に〈学問〉してみませんか。 -
川崎 公平 准教授
専門:映像論、日本映画
主な担当科目:映像文化論、映像表現論
日本映画を中心に、映像文化や映画史について研究しています。いま私たちは、当たり前のように映画やテレビを見て、何かを理解したつもりになっています。しかしそれは、ある特定のものの見方によるものでしかないかもしれません。歴史や理論を学び、そして多様な作品に触れることによって、私たちは様々な他者のものの見方を知り、自分を複雑にすることができます。自らのものの見方を動揺させましょう。それこそが、大学という場の醍醐味であるはずです。 -
髙井 奈緒 准教授
専門:フランス文学、フランス文化
主な担当科目:フランス文化論、フランス文学、フランス文学と文化
専門は、19世紀のフランス写実主義・自然主義小説です。バルザック、フロベール、ゴンクール兄弟、ゾラなどの小説の中で、登場人物の身体や衣裳がどのように描かれているかを研究しています。 授業やゼミでは、文学作品についてだけでなく、様々なフランス文化について、その歴史と現在を学生と楽しく学んでいます。学生の皆さんの留学サポートにも力を入れています。フランス語やフランス語圏の文化に興味のある方は、ぜひ国際文化学部にいらしてください。 -
田中 有美 准教授
専門:日米比較文学・文化
主な担当科目:比較文学、アメリカ文化論、アメリカ文化研究
アメリカ文学を軸としつつ、英語圏、スペイン語圏、そして日本の文学を視野に入れた比較文学が専門分野です。
言語や国境、そして、時間を越えてゆく、文化的なネットワークに関心があります。やらされる「お勉強」は高校まで。大学では、自分で学びたいことを見つけ、学んでいく段取りを作っていきます。自分のことは自分でプロデュースするのです。そのためにも、常に好奇心のアンテナを張りめぐらせ、興味のあるものを察知したら、徹底的に調べ、経験してみてもらいたいと思います。旅行や留学など、異文化を体感する機会も在学中に是非もってください。知的フットワークは軽くいきましょう。 -
水野 僚子 准教授
専門:日本美術史、表象文化論、ジェンダー論
主な担当科目:日本中世絵画史特論、東洋の思想と美術、アート・アクティヴィズム
造形や視覚的イメージの分析を通して、だれが、なぜ、そのようなイメージを必要としたのか、つまりイメージの意味や歴史的意義、社会的機能について考察しています。視覚的表象 (ビジュアルイメージ) 分析を通して、社会における様々な問題(階級や民族、ジェンダーやセクシュアリティ、生と死など)を一緒に考えてみませんか?
専任教員(講師)
専任教員(助教)
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深田 麻里亜 助教
専門:西洋美術史、イタリア美術史
担当科目:西洋美術史概説、西洋美術史特論
イタリア・ルネサンス美術史、とくにラファエロとその工房を中心に研究しています。語学や教養文化にじっくりと向き合う時間をもつことは、社会に出てからはそう簡単ではありません。国内外の文化を幅広く学べる本学科で、自由に学ぶ楽しさをぜひ体験してください。 -
森下 佳菜 助教
専門:日本美術史、近世絵画史
担当科目:日本美術史概説、日本美術史特論
18世紀の京都で活躍した画家たちの作品について、彼らをとりまく社会的・文化的背景、人的ネットワークとの関連から明らかにしようと研究しています。国際文化学科は、様々な領域・分野から学ぶことができ、深く掘り下げて理解することも興味の幅を広げることもできます。自分の可能性を引き出すきっかけを与え、応えてくれる学科だと思います。
特別招聘教員
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都築響一氏
特別招聘教授
担当科目:ポップカルチャー論(2024年開講)
※本学専任教員との共同講義
大学のなかで起こっていることは広大な世界の現実の、ほんのひとかけらにすぎない。中にいながらいつも外を見ていられるようになってほしい。
たくさんの『外のひとたち』を招いてお話ししてもらう、体験の時間を提供します。 -
ヤマザキマリ氏
特別招聘教授
担当科目:映像表現論(2023年開講)
※本学専任教員との共同講義
『越境』の意識とは、何よりまず自分が地球という惑星の住人であることの自覚にはじまると思っています。
私がこれまで経てきた様々な経験や考察が、みなさんの想像力と思考力を豊かにするきっかけとなれば本望です。
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マライ・メントライン氏
特別招聘准教授
担当科目:ドイツ語圏の文化(2024年開講)
※本学専任教員との共同講義
『教養』と『サブカル』は今や相互浸透しているように見えながら、実はまだ十分に溶け合っていない。
これはサブカル・エンタメ領域に知の精髄が発露しやすい日本の文化環境にとって勿体無いので、状況をどう切り拓くか、学生の皆様と共に考え、挑みたいと思います。