手に入れたのは、次のステージにチャレンジする力でした 手に入れたのは、次のステージにチャレンジする力でした

食物学科(1年次入学)

野本さん (50歳代・首都圏在住)

※野本さんは卒業生です。

キャリアを磨くための学びなおし

専門学校を卒業してすぐに病院の管理栄養士として働きはじめましたが、仕事に従事する過程で分からないことが次々と現れてきたのです。先輩に相談したところ、その方は専門学校を卒業した後、日本女子大学で学んだと聞き、私も日本女子大学の通信教育課程食物学科に入学することにしました。

現在、大学病院の臨床栄養部の室長として、管理栄養士の仕事を続けています。患者さんの栄養面を支援する栄養管理や入院中に提供する食事の給食管理を行うほか、部署に所属する管理栄養士や養成校の学生、医師や薬剤師、看護師への教育も行っています。なかでも高度肥満症の改善に長年携わり、栄養指導と患者さんの体の変化、消費エネルギー量の増減についての研究に取り組んでいます。

日本女子大学での学びは、栄養学の知識を更新できただけではなく、職場では身につけられないライフステージごとの栄養学の理解を深めることができ、患者さんを支援する立場として、得たものはとても大きいと感じています。また、情報収集の方法を学べたことや、学習の習慣と未知の領域にチャレンジする力がついたことは、何よりも、嬉しい成果です。来年は、管理栄養士の活躍の場を広げる取り組みにつなげるために、大学院の博士課程に進学し次のステージを目指します。

休学と再開。通信教育だからマイペースでやり抜ける

卒業するまでに10年以上もの長い時間がかかりました。入学した後に出産し、数年後、現在の職位に就いたことにより、家庭でも職場においても役目が大きくなり、学習に注げる時間が減ってしまったのです。しかし、休学制度を利用し、「あきらめなければ、止めさえしなければ、何とかなるんじゃないか」という夫の言葉に助けられ、時間はかかったのですが卒業に至りました。通信教育でなければ、学びを継続し、卒業することはできなかったと感じています。

私を勇気づけたのは、学友のみなさんが一生懸命に学んでいたことです。臨月のお腹を抱えながら「自分の体調は自分が一番分かっているから大丈夫」と、夏期スクーリングに参加していた看護師さんにお目にかかりました。時間をやりくりして懸命に学ぼうとするその熱意に、胸を打たれたことを覚えています。

(創設70周年記念シンポジウム「願いの扉」
第二部 卒業生・在学生プレゼンテーションより)

DEPARTMENT
INTRODUCTION

学科紹介

食物学科

学校・職場・地域などの生活の場における食物の本質を科学的に究明します。さらに、健康的で活動的な心身の発達と維持のために必要な要件を明らかにし、多様化する食生活に対応する理論およびその技能の修得を目指します。食物学科の科目以外に必要な科目を加えて履修することにより、中学校一種・高等学校一種の「保健」「家庭」の教育職員免許状および学校図書館司書教諭の資格、また、受験によりフードスペシャリスト資格も得ることができます。

食物学科