学びを始めるまでに長い時間が必要だった 学びを始めるまでに長い時間が必要だった

児童学科(3年次編入学)

石川さん
(40歳代・首都圏在住)

※石川さんは卒業生です。

復職と恩師の一言が、学び直しの後押しに

短大を卒業後、大学編入の希望を持っていた私は、当時幼稚園教諭で現場主義を信条としていた母から「まずは子どもたちの中で学びなさい。」と勧められ、幼稚園教諭として働くことにしました。日々の反省会や翌日の準備、環境整備などで想像以上にハードな仕事でしたが、園児たちと過ごす毎日はとても楽しく、大学編入のことは表面上薄らいでいきました。ただ、心のどこかにずっと、「もっと学びたい」という気持ちは残っていたような気がします。

その気持ちが徐々に湧き上がってきたのは、結婚を機に家庭に入り、主婦として母親として過ごす日々の中ででした。それでも、さらに10年近くその気持ちを持って過ごしたのです。

大学で学ぶことを決心したのは、再び幼稚園教諭として社会復帰した際に保育に対する自分の考え方に違和感を覚えたことからです。「やはり、もう一度学び直さないといけない」と強く考えるようになったのです。相談した恩師からの「働きながら学ぶなら日本女子大学になさい。」の一言に背中を押され、日本女子大学の通信教育課程への入学を決めました。

私が入学に至るには、何度も湧いてくる「学びたい」という気持ちと長い時間が必要でした。そして、背中を押してくれた一言で、一歩を踏み出すことができました。

学んだ内容は仕事に直結し、次のステップに

入学した目的は、保育や子どもについて学び直し、上級免許と大学卒業資格を得ることでした。リポートを書くのために読んだ文献やスクーリングの授業は、現役の幼稚園教諭の私にとって仕事に直結する内容ばかりで、常に目の前に具体的な事例があるため、まさに学んだことを活かして、考え、実践する毎日でした。これらの学びは、私が重要課題と捉えて取り組んでいる「保護者支援」にも繋がりました。今は、保護者の笑顔を支えるために、母親の育児に対する自己肯定感が子どもの成育にどのような影響を与えるのかを具体的に探りたいと思い、社会人大学院への進学に向けて準備をしています。

スクーリングではさまざまな年代の方や、職業や境遇が異なる方から、たくさん刺激を受けました。教員との距離も近く、気軽に質問ができる環境は私にとってかけがえのない繋がりを与えてくれました。すでに卒業しましたが、スクーリングでお世話になった先生の研究会に参加させていただき、今も学びを続けています。

(創設70周年記念シンポジウム「願いの扉」
第二部 卒業生・在学生プレゼンテーションより)

DEPARTMENT
INTRODUCTION

学科紹介

児童学科

児童の心身の発達や、健全な人間形成の条件とは何かについて必要な知識と技能を修得し、多方面から総合的に研究することを目指しています。さらに、児童学科の科目以外にも、必要な科目を加えて履修することで、幼稚園一種の教育職員免許状および学校図書館司書教諭の資格を得ることができます。

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