学習は自分と向き合うことができる貴重な時間 学習は自分と向き合うことができる貴重な時間

児童学科(3年次編入学)

竹尾さん
(20歳代・首都圏在住)

発達障害の子どもたちとの出会いが私を動かした

大阪の短期大学を卒業後、府内の幼稚園に2年間勤めていました。実はその間、海外で働きたいという思いを捨てきれず就職活動をしていたのですが、運よくパリの日本人幼稚園で仕事が見つかり渡仏しました。私はその幼稚園で初めて発達障害の子どもたちに出会ったのです。そうした子どもたちと関わった経験が無かったため現地で勉強しようと試みましたが、文献はフランス語、インターネットは信頼のおける情報もあまりありません。しかし、知識のないまま子どもたちに関わるのがとても申し訳なく思えるようになり、日本に戻って専門的な知識を身につけようと決心して帰国したのです。

日本女子大学の通信教育課程児童学科を知ったのは、東京に住んでいたかつての同僚から奨められたことがきっかけでした。ちょうど、東京にある発達障害の子どもたちのための療育施設への転職が決まったこともあり、帰国と同時に3年次に編入学しました。短大では教育学しか学べなかったので、心理学に関する科目[Keyword]の履修に力を入れました。心理学について幅広く学べるのがこの学科の魅力でもあります。

仕事に役立つ学びだから、学習にも身が入る

私は「役に立つ」と思ったら「真剣になる」、そんな性格です。そのため現在のように、働きながら学ぶスタイルが性に合っているようです。きょう学習したことがあしたには職場で活かすことができればモチベーションも上がります。

入学当初はテキスト科目を中心に履修していましたが、スクーリングに参加してみて、やはり耳で聞くと理解力が違うと感じました。テキスト科目を勉強していると、どこが大事かという判断は当然私自身になります。しかし先生の講義にはメリハリがあり、大事なポイントもつかめます。テキスト学習の不明な点も理解しやすいと気づきました。

仕事と学習の両立は確かに大変ですが、編入学してから自分に向き合う時間が増えたと感じています。仕事をしていると子どもや他の先生のことばかり考えてしまいがちですが、学んでいる時は自分のことを考えることができます。私にとって学習とは、自分と向き合う時間なのです。

目標や夢があっても、仕事や周囲の人のことをあれこれ考えているうちに目の前の生活を優先してしまい、それらをあきらめることになります。私は海外で働く、大学に行く、という目標をもったとき、前に踏み出せば何とかなるという気持ちでチャレンジしてきました。ぜひ皆さんもやる気がみなぎる時こそ実行に移すタイミングだと考え、一歩前に踏み出してみてください。

Keyword【心理学に関する科目】

特色のある科目として1年次に学ぶ「発達心理学1・2」「表現アートセラピー1」が挙げられる。前者はヒトの個性や自己意識が、生涯を通じて、どのように形成されていくかを中心に学び、後者はアート表現(絵や粘土、ダンス・ムーブメント、音楽、ドラマ、詩や物語など)を用いる芸術療法で、それがどのように人を癒し、心理的成長を促進し、共感力や協働する力、コミュニケーション力を高めるかを学ぶ。

【軽井沢卒業セミナーより】
あこがれの職業、それは子どもを理解すること
【三泉寮を散策】
仲間や教員と寝食を共に

(2018年7月、軽井沢卒業セミナー修了後にインタビュー)

DEPARTMENT
INTRODUCTION

学科紹介

児童学科

児童の心身の発達や、健全な人間形成の条件とは何かについて必要な知識と技能を修得し、多方面から総合的に研究することを目指しています。さらに、児童学科の科目以外にも、必要な科目を加えて履修することで、幼稚園一種の教育職員免許状および学校図書館司書教諭の資格を得ることができます。

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