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2026/01/28
懇談会 〜園長教頭と話す会〜 を開催しました
懇談会 〜園長教頭と話す会〜 を開催しました
来年、豊明幼稚園は創立120周年を迎えます。
その節目を前に、保護者の皆様を対象とした懇談会「園長教頭と話す会」を開催しました。
当日は、園長・教頭より、創立者・成瀬仁蔵先生の思いと、これまでの園の歩みについてお話がありました。スライドには、明治・大正期の園の様子や、戦後の物資が乏しい時代の保育風景、そして現在へと続く写真が映し出され、時代ごとに大切にされてきた「子どもにとってよりよい環境を」という願いが、変わらず受け継がれてきたことが紹介されました。
「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」という学園の三綱領は、言葉として掲げられるだけでなく、日々の保育の中に息づいています。自然の中で遊ぶこと、実物に触れ、実地で学ぶこと、そして遊びを中心にした生活の中で、自ら考え、動く力を育てること。園庭の大きな木や、子どもたちが伸びやかに遊ぶ姿には、そうした理念が日々の保育の中で生き続けていることが、静かに表れています。
続いて、日本女子大学名誉教授・西村陽平先生より、造形活動を通して見えてくる子どもたちの姿についてお話しいただきました。長年にわたり豊明幼稚園と関わってこられた西村先生は、子どもたちが素材に触れ、試し、迷い、工夫しながら「つくる」過程そのものに、大きな学びがあることを、作品やエピソードを交えて紹介してくださいました。
完成した形よりも、その途中にある思考や感情、そして「やってみたい」という気持ちを大切にすること。
大人が教えすぎず、子ども自身の発見や表現を待つことで、子どもたちは驚くほど豊かに世界を広げていきます。
「なぜこうなるのだろう」「どうしたら思った形になるのだろう」と考え、試してみるその姿は、STEAM教育における Arts を起点とした学びそのものでもあります。造形活動は、感性だけでなく、考える力や粘り強さ、自己肯定感を育む時間でもあることを、あらためて感じるひとときとなりました。
120年にわたり受け継がれてきた豊明幼稚園の歩みと、いま目の前で育まれている子どもたちの姿。
伝統を大切にしながら、今とこれからの時代を見据え、日々の保育を重ねていく——。その思いを、保護者の皆様と共有できた、あたたかな時間となりました。