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2019年度 中学校生活レポート



【校長・教頭より】3月31日号



 思いもよらぬ長い春休み、いかがお過ごしですか。インターネットによる学習教材を利用してしっかり勉強している方、勉強しているようで実はゲームにハマっている方、することがなくて「ヒマ、ヒマ、退屈、退屈!」と言っては、おうちの方から叱られている方、さまざまでしょう。
 今日は皆さんに、「トイレットペーパーと、お刺身」についてお話しします。
 先日、私はスーパーマーケットでトイレットペーパーを買い求める人の姿を見ました。12ロール入りの手提げパックを4人家族が1人1パックずつ、つまり4パック(ですから合計48ロール!)をもってレジに並んでいたのです。トイレットペーパーの使用量に個人差があるとはいえ、あのご家族は夏までトイレットペーパーを買わないだろうな、きっと邪魔だろうな、と思いました。それにしてもすごい売れ行きです。普段298円で売っているパックが、今なら498円でも飛ぶように売れます。これは「買いたい量(需要)」が「売りたい量(供給)」を上回っているからです。
 次にお刺身売り場へ行ってみました。日ごろお寿司屋さんが仕入れるお刺身も、外食が敬遠されている今、スーパーマーケットの「持ち帰り寿司コーナー」で売られており、いつもなら1000円の上等なお刺身が500円で売られています。お魚は新型コロナウイルスに関係なく獲れてしまい、余ってしまいます。これを「値崩れ」といいます。つまり、「売りたい量(供給)」が「買いたい量(需要)」を上回っているのです。
 こんなことに気づくのも一つの勉強です。憂うつな新型コロナウイルス感染の日々でも新しく発見できることはあるのです。これまでに全く経験のない局面にいる私たちですが、いま、一番何を重要に考えて暮らしていくべきか、賢く生きていきましょう。

                                                           校長 町 妙子

 

 

 満開の桜の花に積もる雪、なんとも幻想的な光景の広がる日曜日でした。

 万物が躍動する始まりの春は、怠け者の私にとってはちょっぴり愁いの季節でもあります。春休み中に誕生日を迎える私は今年こそこの機に今までの自分をちゃんと整理して新しい世界に踏み出さなくてはという義務感にかられます。ところが新しい世界どころか片付けひとつ上手くさばけずに、後ろめたさに浸りながら春の日を過ごしてしまうのです。

 まあいいか、こんなうららかな春だもの、今日はひとまず今日を楽しもうっと。帽子を目深に被って人知れずお散歩に出かけましょう!実は我が家は学校からかろうじて歩けるところにあるのですが、遠出できずにとにかく人を避けて散歩していた今春は、今までにない発見がありました。玄関を出て観覧車を眺めつつアップダウンのある住宅街や畑を20分程抜けていくと、多摩自然遊歩道につながります。誰もいない林にスーッと響き渡るウグイスの鳴き声に聞きほれていると、低くて太いウシガエルの声まで聞こえてきてびっくり。谷間にかかると湿った道に鮮やかに匂い立つ緑の苔の香。稜線を上り下りしていると、風の強弱巻き方があっちとこっちで大きく変化、風の歌に耳を澄ませます。お行儀良く並んだ街路樹とは違い、山に咲く桜は孤高の姿で陽に向かって枝を伸ばし花を咲かせています。爽快な気分で汗を拭いアッ、巻いてたストールがない。今来た道を足早にしばらく戻ると、あった!さっき一人だけすれ違ったあの人がふわりと枝に掛けていてくれたんだ、感謝。

 もう30年住んでいる家のすぐそばに、こんなに表情豊かな自然が溢れていたなんて。何にも知らずに毎日学校と家を行き来していただけだったなあと歩き続けていると、オオイヌノフグリの小花の群れがさざめいて・・・半世紀も前の小さな私のおままごとごはんはこの青い花だったと、懐かしい記憶も呼び起こされたのでした。滲み出す小さな幸せ。

 時間の流れがいつもとは全く違った今年の春休みも、明日から4月。新年度新学期の予定も立たず不安は尽きないけれど、それでも皆さん、自分と対話しながら春爛漫の今日を静かに味わってください。 

教頭  椎野秀子

 

 

  



桜の絨毯が出現しました

本日教員総出で新学年の教科書を並べました