みんなの様子

３年生と４年生が共同で「冬のモニュメント」を制作しました。
なかよしグループでおなじみのペアで協力して、木切れを釘でつなぎ合わせておもしろい形を作っていきます。それぞれのペアが木切れをつないで一本の枝を作り、集まった枝を幹につなげると、大きな一本の木が生まれます。
釘打ちの安全で正しい方法や道具の丁寧な扱い方は、４年生が３年生に教えます。去年は上級生の手さばきを尊敬のまなざしで見ていた現・４年生が、今年は「お姉さん」として下級生にその技と知恵を伝えている姿は、頼もしくもほほえましいものでした。優しいお姉さんに見守られながら、慣れない手つきで一生懸命に作業していた３年生も、来年はきっと「素敵なお姉さん」になって、伝統をつないでくれることでしょう。
材料は、普段の授業で出た木切れのリサイクルです。豊明小学校の図工科では、素材や自然の恵みを大切に使うことを日頃から重視しています。
この共同制作を通して子どもたちは、手を動かして作る面白さや喜び、小さな集団の表現の集積がひとつの大きな表現へと発展できる不思議さを感じたことでしょう。
出来上がった作品は、校門から各学年昇降口へと続く「学園通り」に飾られて、子どもたちの登下校を１年間見守ります。