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2024/11/19
【教員研修】研究授業:2年生国語「低学年における言葉に着目した授業」
今学期の校内研修は2年生国語の授業を全教員が参観する研究授業でした。日本女子大学人間社会学部教育学科の先生方や学生を含む大勢の参観者に囲まれて、やや緊張気味の2年生。担任の先生のアイスブレーキングで気持ちがほぐれたところで、授業開始です。
教材は「お手紙」(アーノルド・ローベル:作、三木卓:訳『ふたりはともだち』より)です。手紙を待ち続け、寂しさにふてくされてしまうがまくんと、一生懸命がまくんに優しい言葉をかけるかえるくんの温かい友情を読み取ります。
原作にはあって教科書では省略されている挿絵がどの場面に入るかを考えることを手がかりにして、「見る」という言葉と「のぞく」という言葉の違いから、手紙が届くのを待っているかえるくんの気持ちを考えました。さらに「ながめる」という言葉も加えて、身体表現や用例から、心情の読み取りを深めました。
先生方からは、
「”見る”と”のぞく”という言葉に焦点を当てて心情を掘り下げたところが良かった。」
「子どもたちが楽しんでいることが伝わってきた。」
「挿絵を手がかりに、最終的に文章に戻る授業の組み立てが良かった。」
「当たり前として見過ごしてきたことを改めて深く考える、良い機会になった。」
といった評価がありました。
子どもたちの気づきややつぶやきが、生き生きと輝く授業になりました。



