みんなの様子
2024/10/13
【5年生】道徳ゲスト授業「アンコンシャス・バイアス」
何かを見たり、聞いたりしたときに、無意識に「こうだ!」と思い込むことを「アンコンシャス・バイアス」(略してアンコン)といいます。5年生の道徳では(一社)アンコンシャスバイアス研究所理事の太田博子さんをお招きして、ゲスト授業をしていただきました。この日は朝日新聞の取材が入り、保護者の皆さんにもご参観いただきました。
子どもたちは、授業の冒頭のハッ!となる体験をとおして、「今までの経験や、これまでに見たり聞いたりしたことで、無意識に思い込むことがある」ということを改めて実感したようです。
次は自分の中にあるアンコン探しです。「このように思うことはありますか?」と訊かれて例を示されると、子どもたちは「あるある!」「それもアンコンかぁ…」「それはないかな」などと様々な反応です。例えば、
・看護師と聞くと、女の人の仕事だと思う。
・みんなが手を挙げていないから、私も挙げない。
・このくらいなら「避難しなくても大丈夫」と思う。
・□□は私には無理と思う。
・自分の「ダメなところ」「イヤなところ」ばかりが気になってしまう。
などなど。5つの専門用語(ステレオタイプ、同調バイアス、正常性バイアス、インポスター症候群、ネガティビティバイアス)をキーワードに、たくさんの発見がありました。そして、それぞれのアンコンに気づいたら、どんないいことがあるのだろう、と考えてみました。
アンコンにはこれ以外にもたくさんの種類があることをうかがってから、最後に次の授業までの宿題。「私のアンコンをさがそう!」という課題です。子どもたちはiPadを使って、ロイロノート(学習支援アプリ)で提出します。どんな気づきがあるか、楽しみです。


