みんなの様子

2024/06/21

【教員研修】研究授業:4年生社会科「東京のいろいろな地域」

この日の校内研修は全教員が4年生の授業を参観する研究授業でした。東京都のいろいろな地域について子どもたちが調べた内容をグループでまとめ、発表します。日本女子大学人間社会学部教育学科の先生方や学生も参加して、大勢が見守る中で授業が始まりました。

チームは6つです。
①山地:奥多摩町、②丘陵地:あきる野市、③台地:多摩市、④低地:大田区、⑤島:八丈島、⑥島:小笠原諸島 
それぞれ担当した地域の特色について地図帳や資料を使って調べ、ロイロノート(学習支援アプリ)でプレゼンテーションにまとめたものを元に、自分の言葉で発表します。インターネットで調べるばかりではなく、各地の教育委員会で出している地域学習教材を使ったり、奥多摩グループは奥多摩中学校の生徒さんたちが作成した資料を使ったり、読書の先生が用意してくれた図書室の資料を使ったり。聴いていた子どもたちはお友達の発表の後、ワークシートにその地域の特色や他との違い、心に残ったことなどを記入していきました。

授業の最後には、学習を始めた頃と今とで、東京都のイメージがどのように変わったかを発表してもらいました。
「地図で見ると小さいけれど、意外に大きい!」
「ビルばかりだと思っていたけれど、山もあれば島もある!」
「場所によって、人口・面積・ビルや住宅街の多さが変わる! 工業や林業、漁業が盛んなところもある。」
「場所によっていろいろな名物や特産物がある。すてきな風景が見られる。」
「次は千葉や埼玉、神奈川を知りたい!」
などなど。発見がたくさんあったようです。

先生方からは、
「子どもたちの地理的な視野が外に向かって広がり、その多様性に目が向けられた。」
「子どもたちは自分が調べた地域と、友達の発表した地域を比べて考えていた。」
といった評価がありました。
社会科の目標の達成とともに、授業をした先生の「東京を大好きになってほしい」という思いが伝わった1時間でした。