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2023/12/18

【5年総合】7月 体温の伝わるオンライン授業 カナダの話

7月はカナダで暮らす日本人、田中康一さん、通称ロッキーさんのお話を伺いました。
ロッキーさんはカナダで暮らして34年。バンフ国立公園のネイチャーガイドとインタープリターで、日本の子どもたちにカナダの自然や暮らし、文化を伝える活動もされています。今回はカナダと3クラスをZoomで繋ぎ、オンラインでお話を伺いました。
日本とカナダとの時差は15時間! 時差の話から始まり、カナダの凍った滝(アイスフォール)と凍った湖の泡(アイスバブル)、現地で身近な生き物(グリズリーやムース!)の動画を見て、カナダが自然あふれる環境であることを知りました。
それからカナダってどんな国かを紹介いただきました。カナダは自分とちがう人に「いいね!」ができる国、誰かと比べない国。いろんな国から人が集まり互いを認める国であるということ。ロッキーさんは英語が苦手だけどカナダに30年以上住んでいて、英語を使わなくても仕事でほめられることもできること。インタープリターとして動物や植物のことをいつも考えていることなど。
そして、ロッキーさんがどんな視点で相手とコミュニケーションをとっているのかもお話いただきました。ロッキーさんが一番好きな言葉「You Rock!」というほめ言葉や、その人の良いところを見るメガネで見ていること。また、世界に目を向けたときに、いろんな考えの人がいて、人とのちがいはまちがいではない。相手のちがう考えに寄り添うことも大切でることなど。たくさんのことを教えていただきました。
ロッキーさんの明るさや、親しみやすさもあって、子どもたちにとってこの2時間は楽しく、あっという間だったようです。
最後にロッキーさんから投げかけられた「あなたは誰のために何ができる?」の問いかけに、子どもたちはそれぞれに考えた様子でした。
授業後のふり返りからほんの一部ですが紹介します。
・カナダの大自然や生き生きとした動物たちの姿をこの目で見たい。最初に行く外国はカナダにします。
・ちがいは悪いことではなく、お互いの世界を広げるチャンスということを学んだ。
・相手の良いところを言葉に出していうことは大切だと改めて思った。
・自分が相手のために何ができるか、日々考えるようにしたい。
・私も友達に「You Rock!」と言ってみたい。ロッキーさん、You Rock!