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2023/12/04

【5年総合】5月 アンコンシャスバイアス

今年度の5年(114回生)総合は「子どもたちに知見を増やし、視野を広げてほしい」という願いを込めて、学外の方々の講演やワークショップを実施しています。
その様子をお伝えしたく、まずは、1学期の取り組んだ講座を3回に渡って紹介いたします。
5月はアンコンシャスバイアス研究所の守屋智敬さんにお越しいただき、アンコンシャスバイアスの授業を2回開催しました。
アンコンシャスバイアス(以下『アンコン』)とは、「無意識の思い込み」のことです。
初日は守屋さんと一緒に「私のアンコンを探す」という活動をしました。
「○○の人って、みんな○○だ」というステレオタイプ。「みんなと同じほうがいい」と考えて自分の意見を言えない集団同調性バイアスなどのアンコンの種類を学び、自分にどんなアンコンがあるかを探しておくことが宿題になりました。
10日後の2回目の授業では、まず宿題だった自分のアンコンの紹介をしました。そして、アンコンに気づかないでいるとどんな問題が起きるか? アンコンに気づいたらどんな良いことが起きるか? を考えました。
子どもたちはアンコンシャスバイアスを学びました。それは自分の可能性を信じることに繋がります。今はダメでも未来は変わるかもしれません。
最後に、アンコンの授業の1週間後に改めて子どもとふり返った時の感想を紹介します。
「アンコンに気づいて良かったことは、何でも決めつけずに行動でき、自分が思っていた・決めつけていた事が本当と違っていることに、自分から気づけるようになることだと思います。私は、発見が好きなので、思っていたことと違う、新しい発見ができるのが、とても嬉しく、アンコンに気付けて良かったな、と思う時が沢山あります。」
「これから喧嘩になったりすることが減ると思います。“絶対○○だよ“などと決めつけないようにして過ごしています。アンコンシャスバイアスを意識することによって、一人で悩むことや、苦しむことが少し減ると私は思います。」