みんなの様子

2022/06/27

【研修】教室訪問

豊明小学校では「教室訪問」という校内研修会を年に3回設けています。
始まりは今から39年前の1983年。普段の授業を見合い、授業者やその学級の子ども達の良い所を取り上げたり、授業の在り方を皆で話し合ったりすることから始めました。現在は更に教員同士で指導案を検討し合い、授業の振り返りで活発に意見を交わしながら、お互いの授業力を磨いております。
115回目となる今回は、田中栄太郎教諭による5年生の理科の授業でした。「人前で話せる子を育てたい」という田中の思いから、今学期の理科の授業で印象に残っていることを1分間の短い「プチプレゼン」として友達や参観している先生に説明する活動を行いました。限られた時間内に要点を押さえて発表するためには、発表資料(ロイロノートのカード)の内容と話す言葉の吟味が必要となります。発表を聴いた子は30秒間で感想を具体的に伝えました。子どもには話し手・聴き手としてそれぞれにルーブリックで到達目標を示し、両方の力が鍛えられる授業でした。
授業後の子どもの日記には、友達のプレゼンの工夫に感心し、それを自分も取り入れ、回数を重ねるごとにブラッシュアップできた成長ぶりや、自分の作品をほめてもらえたり、友達と一緒に緊張を乗り越えたり、いつもと違う授業を体験した楽しさや、何回も練習して本番に臨み、頷きながら聞いてもらえ、人一倍の満足感を得られた喜びなどが綴られていました。