ヨーロッパ服飾文化研修

ヨーロッパ服飾文化研修

研修概要

ミラノ、フィレンツェ郊外には、従来型の生産形態を守り続けている工房が多く存在します。シルク工場やアパレル工場を視察することで、座学では得られない生産の実際を学ぶことができ、被服学科の専門教育の理解を深めることができます。
またフランスでは、モード系の美術館等を訪問して、服飾の歴史、技術、芸術、文化に関する知識を深め、服飾に関する視野を広げることになるでしょう。本研修では年度により、ロンドン、ベルギーにも訪問しています。被服学科の学生だけでなく、ファッションに興味のある各学科からの参加もお待ちしております。研修旅行ではありますが、バランスよく一般の観光ポイントも訪れる日程になっています。

研修地

フランス、イタリア(パリ、モンサンミッシェル、グランビル、ミラノ、フィレンツェ)

実施時期

夏季休暇中(2023年度は春季休暇中を予定)

日数

12日間

単位認定

なし

学科

限定なし

研修費用の目安

¥449,900

※上記は2019年度の実績です。年度により変わることがあります。

教員から

ファッションのグローバル化が加速する今日、世界の熱い視線を浴び続けるファッションの中心地、フランス、イタリア訪れ(年度によりイギリス、ベルギーも訪問)ファッションの原点と今を探訪しましょう。日本を飛び出し、ヨーロッパが培ってきた文化に直接触れることで、視野を大きく広げることができるでしょう。本研修では美術館・博物館や市内観光はもちろん、個人旅行では見ることのできない世界トップレベルの染色プリント工場、織物工場などを視察し、世界最先端のアパレルクリエーションを支えるデザイン・技術力と流通の実際を目のあたりにすることができます。

参加学生から

ヨーロッパ服飾文化研修には、2018年と2019年の2年連続で参加しました。2018年はイタリア、フランス、ベルギーの3ヵ国、2019年はフランス、イタリアの2ヵ国を巡る旅程でした。ヨーロッパの様々な都市を短期間で巡ったため、風景や文化の違いを肌で感じることができました。
この研修の醍醐味は、プリント工場や織物工房など、個人の旅行では見学できない場所に行けるところだと思います。職人の方々に直接質問することもでき、その土地で大切に受け継がれている技術に対する理解が深まりました。
研修中、毎日のように様々な美術館を見学していると、大学で学んだ美術史や服飾史の知識が身についているのを実感できました。一方で、写真でしか見たことがなかったものを実際に見てみると、新たな発見があり、まだまだ学ぶべきことが沢山あるとも感じました。百聞は一見に如かず、ということを心に刻んだ研修旅行でした。(2019年度夏季休暇研修より)