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Q.日本女子大学で学ぶことができる心理学の分野には、どのようなものがありますか?



A.大学4年間で、心理学の広い領域を偏りなくしっかり学ぶことができます。選択科目の数もカリキュラムの通り充実しています。このような学習は、将来、進学した場合だけではなく、公務員試験を受けたり、会社に就職する場合にも役立ちます。1,2年では基礎・臨床と幅広く、3年からゼミに分かれて専門的な分野を勉強します。本校の心理学科では臨床に限らず、発達・社会・認知・知覚・進化・計量心理学など様々な分野の専門の先生がいらっしゃいますので、深く広く学ぶことができます。



Q.心理学科の必修科目は何ですか?



A.必修科目には、心理学初級演習や心理学実験1・2、心理学通論、心理統計といった心理学の基礎科目や、第二外国語を含む外国語科目や社会スポーツ演習(体育)があります。1年次の心理学初級演習では、発達・臨床・知覚・認知領域の面白いテーマを題材にして、発表と討論形式(演習と呼ばれています)で、心理学とはどんなものかを学びます。1,2年次には実験の授業があり、見えの不思議さを実感できるミュラー・リヤーの錯視実験や心理テスト、ラットの行動観察、抱き人形を使ったタッチの実験、コンピュータを使った質問紙調査の分析などの実験実習を行います。実験実習の時間や内容は、他大学よりかなり多く、中には当学科だけで実施されるオリジナル種目も多くあります。



Q.心理学以外に学習できる内容は何ですか?



A.外国語の他に、展開科目という科目があります。展開科目は、学部学生共通の基盤を身につけ、自己の教養をさらに深め、発展させることを目的とした科目です。3つの領域<(1)地球市民をめざして、(2)よき生を求めて、(3)知と感性を磨く>に分かれ、最近の学問領域バランスよく学べるように構成されています。ほとんがが他学科の専門科目なので、かなり質の高い、幅広い授業が提供されています。



Q.授業は実験やそのレポート作成などがあり忙しいようですが、大変なのでしょうか?サークル活動やバイトはできますか?4年間の単位の取り方、時間割はどうしていますか?



A.1、2年生の実験演習では、レポートが2週間おきにあり、最初はとても大変ですが、達成感が得られる上、その後のレポートや卒論を書く際においてもとても役立つ内容を学べます。毎週1日ある実験日には帰りが遅くなってしまうこともあります。とはいえ、皆時間を作って、サークル活動やアルバイトをしているようです。3年生になると、かなり自由な時間がつくれます。    



Q.心理学科では動物の飼育をしていると聞いたのですが、何を飼育しているのですか?



A.女子大学では珍しいラットの飼育をしています。心理学科特有の『ラットスタッフ』という係があり、比較心理学のゼミの皆さんと共にラットのお世話をしています。動物の心理に興味がある人や、動物好きな人はぜひラットスタッフになって、成長や行動を観察してください。



Q.心理学科で取得できる資格は何ですか?



A.今のところ心理学に関する国家資格はないので、各種の学会や学会連合が認定する民間資格を取得することになります。学部を卒業した段階で、日本心理学会に申請すれば、認定心理士の資格を取ることができます。認定心理士とは、心理学の専門家として必要な「最小限の標準的基礎学力と技能を修得している」ことを、認定した資格です。修得の証明として大学での単位認定が使われるので、試験はありません。2008年度から心理学関連の学会の集まりである日本心理学諸学会連合(日心連と呼ばれています)認定の心理学検定がはじまりました。心理学検定は、試験の結果で資格認定がされていて、1級と2級があります。その他に、社会福祉主事、社会教育主事、児童指導員、児童福祉司、司書、博物館学芸員などの資格を取ることができます。また、大学院に進学すると臨床心理士、臨床発達心理士の資格が取得できます。臨床心理士の資格を取得して、臨床心理学関係の専門的な職業につけます。詳しくはQ&Aの「「臨床心理士」について教えてください。」「臨床心理士になるにはどうしたらいいのでしょうか?」をご覧ください。



Q.「臨床心理士」について教えてください。



A.日本には心理療法やカウンセリングの専門家の国家資格はまだありません。「臨床心理士」「臨床発達心理士」「認定カウンセラー」「学校心理士」「産業カウンセラー」など多くの資格がありますが、いずれも財団法人や心理学系の学会など団体による資格です。多くは心理学系大学院の修士レベルの学歴を必要としますが、そうでない資格もあります。 現在、日本では財団法人・日本臨床心理士資格認定協会による「臨床心理士」が、カバーする分野が広くて資格取得もむずかしい最も標準的な資格と言えます。臨床心理士の仕事の主な内容は「心理査定」「心理療法(カウンセリング)」「臨床心理学的地域援助」およびそれらの「研究」です。教育・保育、医療、発達障害、産業、福祉、司法などの分野で約17,500人の臨床心理士が活躍しています。詳しくは「新・臨床心理士になるために(平成20年版)」(日本臨床心理士資格認定協会監修、誠信書房)をご覧下さい。



Q.「臨床心理士」になるにはどうしたらいいのでしょうか?



A.臨床心理士になるには、まず臨床心理学系の指定大学院の修士課程(学部を卒業してから2年間)を卒業し、さらに試験を受けなければなりません。指定大学院とは上記財団がその課程(専攻、コース、分野など)を認定した大学院です。指定大学院には3種類あります。「第1種(134校)」「第2種(22校)」「専門職大学院(4校)」で、合計160の大学院が指定されています。第1種と専門職大学院は大学の中に付属の心理相談室・カウンセリングルームなどを持っていて、そこでカウンセラーとしての実習ができます。卒業するとすぐ近くの試験が受けられます。3月に卒業したらその秋の試験が受けられるというわけです。
第2種の場合には大学内にそのような実習機関を持っておらず、卒業したあと1年以上心理臨床の仕事をして次の年の試験を受けることになります。日本女子大学の大学院・心理学専攻・臨床心理学分野は臨床心理士養成の第1種指定校です。
臨床心理士になろうとしたら、まず大学院が指定大学院かどうか、1種か2種か専門職大学院かを調べなければなりません。臨床心理士になるためには、学部の専門は問われません。「経済学部」や「理学部」を出ても問題ありません。ただ実際には人気のある大学院は入試がむずかしく、かなりの心理学の知識(と英語力)が必要です。時には、合格しても入学後に心理学の基礎を勉強する必要も出てきます。ですから一般的にはやはり心理学科、教育心理学科、カウンセリング学科など心理学系の学科・コースで心理学を学ぶのが良いでしょう。
学部教育を受けた大学の大学院へ行かなければならないわけではありません。教育・訓練のレベルや特徴、教員の専門などを検討して他の大学院に進学する人もたくさんいます。これ以上詳しくは、やはり「新・臨床心理士になるために」を読んでください。「臨床心理士資格認定協会」のホームページにも指定大学院一覧などいろいろな情報がのっています。



Q.「臨床心理士」の仕事について教えてください。



A.臨床心理士の活躍分野は、教育、医療、福祉、司法、産業など多岐にわたっています。仕事の内容としてはカウンセリング(心理療法)、障害児の治療教育、心理査定、コンサルテーション、子育て支援などです。職種としては、家庭裁判所の調査官・警察の心理職・児童相談所の心理職などの公務員、教育研究所の教育相談員、 小・中・高等学校のスクールカウンセラーや大学カウンセリングセンターのカウンセラー、病院・クリニックのカウンセラーやデイケアのスタッフ、子ども家庭支援センターのスタッフ、民間のカウンセリングセンターのカウンセラーなどです。常勤職も増えつつありますが、非常勤職の方が多いのが現実です。国家資格化が待たれます。むろん、臨床心理学の研究・教育職を目指す人もいます。



Q.心理学科で副専攻を取る人はどのくらいいるのですか?



A.全員ではありませんが、各コースとも毎年専攻している人はいます。現在はキャリア女性学副専攻として、3コース(地域・行政、国際活動、情報メディア)があり、女性の生涯を視野に入れたキャリアを形成するために必要な知識や現状を学習します。履修科目によりコースが取得できますので、心理学科では情報メディアコースの取得をめざす人が多いようです。



Q.ボランティア活動や実習などはありますか?



A.臨床の授業などで、生涯学習センターで行われている活動を見学に行くことがあります。他にも中央研究室の前などにボランティアの募集掲示があり、自由に参加することができます。



Q.留学制度などは利用できますか?



A.学科では、協定大学(アメリカのウェズリーカレッジなど)への留学が多いですが、カナダやイギリスにも留学しています。大学を卒業して、外国の大学院に進学する人もいます。留学の相談は、国際交流課で受け付けていますので、希望者は気軽に相談してください。協定大学などの情報は以下のページをご覧ください。





Q.インターンシップなどのシステムはありますか?



A.キャリア形成科目にインターンシップI・IIがあり、詳細が説明されたパンフレットが用意されています。必ず前期に開催されるガイダンスに出席して、指導を受け、実際のインターンシップを経験します。インターンシップの相談は、キャリア支援課で行っていますので、希望者は気軽に相談してください。